とあるキッカケでカール・ツァイスPlanar T* 1.4/85 ZF.2を触った話

Carl Zeiss PLANAR T*1.4/85mm ブラック ZF.2 (ニコンCPU内蔵マウント対応)PLANART1.4/85BKZF2

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前回予告では今回、「木更津航空祭 2015」での記事をご紹介する予定でしたが、昨夜にとても驚いたことがあったので、突如予定を変更して「とあるキッカケでカール・ツァイスPlanar T* 1.4/85 ZF.2を触った話」をお送りしたいと思います。
 
 
さて、このサイトでは最近よく登場する、カメラにハマってキャノンからニコンに乗り換えたクライアントがいるのですが、打ち合わせのために昨夜、市内のファミレスで久しぶりに会いました。
 
要件は年末に向けた仕事の打ち合わせでしたが、最近では仕事の話をするよりもカメラや写真のことを話すことが多いです。
 
この日も同様にカメラの話から打ち合わせが始まりました。その後仕事の話もしましたが、そこはサクッと早めに済ませてw(あかんやろ!)、話も終わりに近づいた辺りでクライアントがカバンをゴソゴソしだして、「これ、買っちゃったんですよね」ってあるものを見せられたのでした。
 
(撮影はNIKON D7100 Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2:f/4, 1/100, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル)
D800&planar85mm
NIKON D800 & Carl Zeiss Planar T* 1.4/85 ZF.2
 
それはカール・ツァイスPlanar(プラナー)の85mmでした。(カール・ツァイスの写真をカール・ツァイスで撮ったど〜w w w)
 
「うわ!買っちゃったんですか?!」って、それはもう驚愕という以外には形容が見当たらないほどで。
 
というのも、私は彼がD800を買った経緯も、その用途も知っています。その経緯は予算にあった高画素カメラが欲しいというもので、用途は決して明るくない飲食店の、店内で行われるイベントの模様や宣材写真を手持ち撮影で、というものでしたから、動きまわる子供などを撮影する機会も多いのでオートフォーカスが必須とまで言っていたのです。
 
マニュアルフォーカスの中望遠系単焦点レンズでは、被写体との距離やフォーカススピードなどから不向きな部分も多いと感じられます。そして本当のところは知るよしもありませんが、お財布事情なども多少は伺っていたので、高価なマニュアルフォーカスのカール・ツァイスレンズを、このタイミングで買うなんてまったく想像できなかったんです。
 
今思い返すと、レンズを買ったことを私に知らせる前に、やたらと「カメラはレンズ」と連発していましたよw
 
それからはもうファミレスのテーブルにお互いのカメラを出しては、あーじゃないこーじゃないと盛り上がっていました。 
 
Planar85mmが装着されたD800のファインダーを覗かせてもらってフォーカスリングを回して数回シャッターを切ってみると、カメラ本体も私のD7100よりもD800の方が重いですしレンズも50mmより大きく重いです。
 
しかし個人的にはネガティブな印象などまったくなくて、これを持って街撮りに出かけたい気持ち満々になりました。
 
ただ、当然ですがD800で撮った写真は彼のメモリーカードに入るのでここではご紹介できません。そんな時に彼からレンズ交換の提案をされたので、愛機D7100にPlanar85mmを装着して何枚か撮影させてもらいました。
 
Planar85mmは、フォーカスリングを回すのに50mmよりも重いので若干力が要りますね。しかし硬いというものではなく、まさに重いといった感じです。
 
画角は85mmなので、D7100だと127.5mmとなってしまい、かなり近いという印象ですね。特徴が分からないためにセッティング等はテキトーですが、ちょっとだけご紹介します。
 
 
Planar85mm
NIKON D7100 Carl Zeiss Planar T* 1.4/85 ZF.2:f/4, 1/100, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
 
壁面の額縁を撮りました。同じプラナーだけあって似た印象もあって、f/4でも浅い感じです。
 
 
planar50mm
NIKON D7100 Carl Zeiss Planar T* 1.4/85 ZF.2:f/4, 1/100, ISO800, 撮影モード&WBマニュアル
 
棚のカフェらしい雰囲気のオブジェです。ピントがバッチリ来ている感じです。なんとなく50mmよりもフォーカスしやすいと感じました。
 
 
planar85mm
NIKON D7100 Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2:f/2.8, 1/100, ISO100, 撮影モード&WBマニュアル(トリミング)
 
同じ場所を違った画角、違った表現で撮ってみます。一般的には上の露出のほうがウケが良いことでしょう。実はこっちの写真を先に撮って、後でISOを上げて上の写真を撮ったんです。二段ほどアンダーですが、印象がまったく変わります。
 
 
ティーカップnikkor
NIKON D7100 NIKON AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G:f/2.8, 1/100, ISO100, 撮影モード&WBマニュアル(AF撮って出し)
 
彼がD800の購入時に同時に買ったニッコールの単焦点50mm f/1.8でもちょこっと撮ってみました。実ははじめはここでご紹介するつもりはなかったので、何も考えずに撮っています。ニッコールは小さくて軽い手軽な印象です。狙いも決めずになんとなくオートフォーカスで撮ったらこんな結果になりました。
 

by カエレバ

 
ティーカップPlanar
NIKON D7100 Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2:f/2.8, 1/100, ISO100, 撮影モード&WBマニュアル(MF撮って出し)
 
同様に何も考えず私のPlanar50mmでも撮ってみました。同じ設定なのですが、こちらの方が明るいです。ただニッコールの方はAFだったので、あまり公平な画とは言えないかもしれません。こういったシチュエーションでは明るさも足りないですから、マニュアルフォーカスの方が圧倒的に手軽に感じました。
 
 
撮り比べは以上です。
 
どこかのカール・ツァイス評で「カール・ツァイスの悪いところは、他のカール・ツァイスも欲しくなること」と、誰ウマなことを書いている人がいましたが、ハマってしまうと危険ですね。
 
クライアントは、私のことを社長と呼ぶのですが、何度も「社長のせいですよ」と言われましたw 私としてはそんなつもりはまったくなかったのですが、私のPlanarの感想に強く影響されたようです。
 
なんと、これまで教えていなかったこのサイトも、自分で検索して探してくれたらしく、Planarの記事で画像も見てくれていたようです。
 
まあ良いモノは良いのですから、このレンズの良さが理解できたのであればハマるしかないのでしょうw
 
あ、考えてみたら、私にカール・ツァイスを教えたhologonさんを一番の悪者だということにしてこの話は締めるとしましょうかw(冗談ですよー)
 
 
コーヒーカップ
NIKON D7100 Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2:f/2.8, 1/100, ISO100, 撮影モード&WBマニュアル
 
「どこの主婦たちの昼下がりやねん」といった感じでドリンクバーだけで4時間という時間を過ごしてしまいましたw 夜は更けて当然のごとく日付変更線は超えたのでした。
 
今回は以上です。
 
 
次回こそは、自衛隊木更津駐屯地の航空祭に行って撮影してきた画像をご紹介するつもりです。
 
宜しければまたお越しください。
 
 

by カエレバ

 
 
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