初夏の南房総で撮影、砂浜を歩いたりクルマでの移動中にサーファーを見つけたり。


昨日久しぶりに会った友人が、私がこのサイトで時折振り撒く“毒”に侵されているのを知りましたw 名指しで言っている訳ではないですし、それほど酷くdisっているつもりはありませんが、その友人がダメージを受けるといけませんので、これからは毒を吐くのを少しだけ控えようかと思います。
 
最近、これまであまり会っていなかった人に会う機会がボチボチとあったのですが、私の周りではキャリアが長い人ほど画像補正に対して否定的な意見を持っていると感じます。
 
フィルム写真でも現像時に色調整をすることがあるという話は聞いたことがあります。デジタルのようにコテコテと、それも細かくするものではないと思いますから(実際にはまったく知らない)違った印象は受けますね。
 
私も“写真”なのだから撮って出しが理想なんだろうとは思いますが、RAWデータで補正をし始めるとJpg撮影には戻れなくなる感覚を持ったりします。プロと呼ばれる商業カメラマンのほとんどは、RAW現像をしていますから画質を優先するのであれば必要なのでしょう。
 
しかし画像補正はあくまでも“補正”ですから、度を超えたものに関しては補正とは呼べないと思います。どこに向かって補正をするのかも大切なんだと感じます。
 
Instagramなどでは、どう見ても“写真”ではなくなっているような補正をしている人の画像も見かけます。ハイセンスであればそれがスタイルだと受け入れることも出来ますが、残念ながらそうではない画像も多いです。
 
Instagramには様々な趣向の人がいますが、私は機械に頼りすぎてない写真が見たいですね。男女問わず自己愛が強すぎる自撮りとか、コンセプトとセンスが感じられないコテコテのグラフィックは嫌いです。
 
あれ?結局毒吐いちゃってます? 誰かのことを言っているつもりはないので、思い当たるようなら自意識が強すぎるのかもしれませんよw
 
 
さて、前回記事「初夏の南房総で撮影、段差にビビってる鴨とか波のアップとか、野島埼灯台付近で。」の続きです。
 
私が歩いていた辺りは基本海に沿って道が作られているので、道路を歩きながらでも海を撮るには適していると思います。それでも回数を重ねているのでちょっと変化を出したいと思い砂浜を歩いてみました。(止せばいいのに?w)
 
砂浜を歩くと砂に足を取られたりして歩きにくいので、舗装された道を歩くよりも疲れますね。それでもワンパターンになりがちな海の撮影で、ちょっと違った気持ちで撮ることが出来ました。
 
この日の歩きながら撮影は後半に差し掛かっていましたが、駐車場に向かう途中で見つけたカフェに行くために、一旦駐車場に戻ってからクルマで行きました。
 
駐車場からカフェに向かう途中でサーフィンをやっている人を見つけたので、道路から望遠で狙って撮ったりもしています。
 
 
撮影は愛機ニコンD7100、レンズは望遠ズームレンズ(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)を使っています。撮影時のWBはオートですがRAW現像の際に変更(ニコン純正CaptureNX-Dを使用)していることがあります。
 
 
南房総27
28-300mm(28mm), f/5, 1/1600, ISO100, 絞り優先オート
 
私が海で撮る写真はパンフォーカスでパキッパキにしている写真が多いですが、ちょっとソフトな雰囲気で撮ってみました。言うまでもなく右に掲げられている旗が主役で、あえて水面を手すりで隠したりしています。あくまで想像ですが、この旗は地元漁師さんたちの合図の旗かもしれないと思いました。「今日はシケだから漁には出られないよ」みたいな。
 
 
南房総28
28-300mm(120mm), f/5.6, 1/1000, ISO100, 絞り優先オート
 
これもソフト路線で、手前ボケの雑草と海のボケ味が、漁船をグッと目立たせてくれました。
 
 
南房総29
28-300mm(170mm), f/6, 1/500, ISO100, 絞り優先オート
 
これもソフト路線ですが、真ん中あたりの波にフォーカスして奥に見える鴨をボカシすぎない感じで狙いました。今気づいたのですが、鴨のリフレクションが綺麗だったので、もうちょっとズームアップした写真も撮ればよかったと思いました。
 
 
南房総30
28-300mm(55mm), f/5, 1/1600, ISO100, 絞り優先オート
 
ここからは砂浜を歩きます。底の深さなどで色が変わって見える海が美しいです。
 
 
南房総31
28-300mm(60mm), f/5, 1/1250, ISO100, 絞り優先オート
 
同じ場所で今度は砂浜を入れてみました。砂浜が入るとリアリティが増す気がします。
 
 
南房総32
28-300mm(28mm), f/5, 1/800, ISO100, 絞り優先オート
 
と、感じたので別の場所でも砂浜を入れて撮ってみます。奥行き感が出て、岩に日が当たって全体のトーンも明るい感じです。
 
 
南房総44
28-300mm(300mm), f/6.3, 1/640, ISO100, 絞り優先オート
 
あっちの岩とこっちの岩です。境目のエッジを強調してみました。
 
 
南房総33
28-300mm(28mm), f/5, 1/800, ISO100, 絞り優先オート
 
これは好きな方のヤツで、激しい海の中にあって静かな浅瀬です。透明な感じと水の波紋が良いです。
 
 
南房総34
28-300mm(300mm), f/11, 1/250, ISO100, 絞り優先オート
 
このサイトをご覧の方であればおなじみの?小島です。この時釣り人はいませんでした。この小島が見えたということは駐車場に着いたということです。クルマに乗ってカフェに向かいます。
 
 
南房総35
28-300mm(300mm), f/11, 1/250, ISO100, 絞り優先オート
 
駐車場からカフェに向かう2キロちょっとの間で、サーフィンをしている人を見つけました。同じ道を歩いていたのですが入れ違いだったようです。
 
 
南房総36
28-300mm(210mm), f/11, 1/250, ISO100, 絞り優先オート
 
お、右にもう1人いました。ちょっと引いて2人を一緒に撮ってみました。
 
 
南房総37
28-300mm(300mm), f/11, 1/320, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.5EV, WB晴天, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
とても良い雰囲気だと感じたのでRAWに切り替えました。海の色がいきなり変わりましたがわざとですw 左側の人が乗り始めました。
 
 
南房総38
28-300mm(300mm), f/11, 1/320, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.5EV, WB晴天, ピクチャーコントロールスタンダード)

バッファサイズが少ないのでRAWデータでは特に連写が苦手なD7100ですが、連写みたいな感じで追ってみます。ダイナミックに乗っていく雰囲気ですが、傍で見ていると岩が見えているので怖さを感じます。
 
 
南房総39
28-300mm(300mm), f/11, 1/320, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.5EV, WB晴天, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
まさに立ち上がる寸前で、カッコ良いです。
 
 
南房総40
28-300mm(300mm), f/11, 1/320, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.5EV, WB晴天, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
「クララが立ったわ!」ってちが〜うw 豪快に乗っています。
 
 
南房総41
28-300mm(300mm), f/11, 1/320, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.5EV, WB晴天, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
黒のウェットスーツが青い海と空と白い波の中、逆に目立ってます。
 
 
南房総42
28-300mm(300mm), f/11, 1/400, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.5EV, WB晴天, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
はい、一本終了〜です。実はカットバックしたりと良いと思える写真も撮れていましたが、その画像は他所で使おうと思います。このあと行ったカフェのママさんに話を聞くと、岩のあるところでサーフィンをやっている人には上手な人が多いそうです。
 
 
南房総43
28-300mm(28mm), f/11, 1/125, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:WB晴天, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
そして「今更ながら今年の桜を撮った記事(2)と、リアル時間軸で一昨日、南房総でふと立ち寄ったカフェ」でご紹介したカフェに到着です。遠くに見える愛車をフレームに入れてみました。
 
今回は以上です。
 
 
久しぶりに砂浜でそれなりの距離を歩きましたが、靴に砂は入るし歩きにくいしで結構大変でした。けれど立ち位置が違うとモノの見え方も変わるのでとても新鮮でした。
 
デジイチを買って初めての撮影も南房総市でしたが、その時はオートモードのみで撮っていました。1年以上経って撮影してみると、同じような場面でも少し考えながら撮影するようになりました。
 
同じ場所での撮影でもまったく同じ写真にはならないとはいえ、正直慣れちゃった感があります。南房総市には何度も行く機会がありますから、なるべく意識に変化をつけて撮影できればと思います。
 
 
次回は、前回予告したけれど、スペースの都合で繰り越しになってしまった海が見下ろせるパワースポットを中心にご紹介します。
 
宜しければまたお越しください。
 
 



 
 
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