春の南房総市で撮影、シャドーを飛ばしたら春らしい写真になるのかのテスト(2)
この4月でカメラ歴が無事1年を経過した私です。昨年の今頃はカメラ任せの “オートモードのみ一発!” で撮っていましたので、その頃に比べれば多少は上達しているのでしょうけれど、自分的には上達している実感はあまりありません。
それでも知識とカメラの使い方は多少は身に付いてきたのではないかと思います。最初に買ったD3100で絞りだのシャッタースピードだのISOだのの仕組みをちょっとずつ覚えながら、ここまで結構極端なセッティングで撮ることも多かったです。
10月に買ったD7100を使うようになっても無茶なセッティングで撮ることはあまり変えずに撮っていましたが、ここに来て少し安定志向で撮ろうと思い始めました。
それは何度かこのサイトでもお話していますD7100になってから感じているピントの違和感が主な理由です。オートフォーカスで撮っていても甘く感じることが多くて、最近ではマニュアルでも撮っていますけど、どうもピンときません。ピントだけにw
いくつかの理由を考えたのですが、D7100はD3100に比べて画素数が多く高詳細、高画質の写真が撮れるのですが、これまでルーズに撮っていても気付かなかったところが出ちゃっているのかと予想しました。
前回記事で話していたニコンの副店長にも「手ブレじゃないですか?」ってバッサリw言われたりもしましたし、厳密にはよく分かりませんが、絞りノイズなり小絞りボケなりが出てきている可能性もあると考えて、そろそろセッティングで冒険するのは終わりにしようと考えたのでした。
とは言ってもこのサイトは失敗写真を含めて自分を晒しながらここまで来ていますから、そういう意味では突っ込みどころが少なくなるかもしれません。しかし被写体と構図に、より集中して撮影する2年目にしようかと今は考えています。
今決めても記事になるのは約1ヶ月後になるのがこのサイトの時間軸ですが、果たしてその成果はいかに…
さて、前回記事「春の南房総市で撮影、シャドーを飛ばしたら春らしい写真になるのかのテスト(1)」の続きで、何も考えずにいつも通りに撮った元の撮影画像を、最低限の補正をしてからシャドーだけを飛ばしたら春らしく感じる画になるかのテストです。
撮影は愛機ニコンD7100、28-300mm望遠ズームレンズ(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)といつもの35mm単焦点レンズ(AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G)です。
28-300mm(42mm), f/11, 1/400, ISO100(絞り優先オート)
砂浜、岩場、白波、水平線と鮮やかじゃない青空です。海沿いを歩いていると結局似たような風景を撮っています。
28-300mm(65mm), f/16, 1/80, ISO100(絞り優先オート)
シャドーを飛ばすと岩が白っぽくなって苔とのコントラストも低くなります。
28-300mm(32mm), f/16, 1/40, ISO100(絞り優先オート)
浅瀬の水底です。水の透明感を強調したいときにはシャドーは飛ばせません。
28-300mm(110mm), f/16, 1/100, ISO100(絞り優先オート)
なんか砂漠地帯のような色味です。街灯に取り付けた標識が気に入りました。フレームの右に置いてみます。
28-300mm(78mm), f/16, 1/125, ISO100(絞り優先オート)
今度は街灯を左に置いて奥行き感を意識しています。やはり砂漠っぽいと感じます。
28-300mm(50mm), f/16, 1/100, ISO100
賑やかな話し声とともに前回記事とはまた違う自転車隊が私を追い抜きました。地元の女子中学生のようでしたが、服の色が三者三様で面白かったです。まだ春の装いにはなっていませんでした。
28-300mm(300mm), f/16, 1/100, ISO100(絞り優先オート)
砂漠のようなところは楽しかったですが、ちょっと海から離れて違う景色が見たくなったので、フラワーラインを通って駐車場方面に戻ろうと路地に入って見つけたのがこれ。道端の花に蜂が止まるところでした。
28-300mm(300mm), f/11, 1/160, ISO100(絞り優先オート)
止まりました。もうちょっと開放寄りで撮ればよかったとあとで思いました。
28-300mm(110mm), f/11, 1/250, ISO100(絞り優先オート)
こういうものなんでしょうけれど、下を向いている花は元気が無いように見えてしまいますね。しかし色が鮮やかでした。シャドーを飛ばさなければもう少し色濃く見えます。
28-300mm(42mm), f/11, 1/125, ISO100(絞り優先オート)
失礼ながら花が見られないフラワーラインです。途中一風変わったブロック造りのバス停を見つけたので撮りました。
28-300mm(120mm), f/11, 1/125, ISO100(絞り優先オート)
時刻表です。見事な一列ですが唯一、2本来る時間が10時台というのが個人的には不思議でした。
28-300mm(32mm), f/9, 1/500, ISO100(絞り優先オート)
ずっとフラワーラインを歩いていると駐車場から離れていってしまうことに気づいて、狭い道をクネクネと海に向かっていましたらこんな風景が見られました。これは道と電柱が主役です。
28-300mm(85mm), f/16, 1/100, ISO100(絞り優先オート)
ここで看板好きの私はピンときました。ちょっとナナメった消火栓の標識が海のキラキラの前で存在感を主張します。逆光ですが、このコントラストが逆に好きだったりします。Instaguramの方には普通に補正した画像を投稿しました。
28-300mm(50mm), f/4.2, 1/2000, ISO100(絞り優先オート)
海沿いを歩いていたら新し目の木製の外塀が朝日にあたって美しかったです。後ろでボケた電柱も、電柱ラインの下にある花も意図して入れてみました。
28-300mm(42mm), f/13, 1/250, ISO100(絞り優先オート)
私が来る南房総市のいつもの風景に戻りました。
28-300mm(120mm), f/13, 1/250, ISO100(絞り優先オート)
シャドーを飛ばす場合には、いろいろとオブジェクトをフレームに入れて撮るよりは、シンプルな被写体の方が向いている気がします。
28-300mm(46mm), f/11, 1/200, ISO100(絞り優先オート)
相棒のところに戻ってきました。これからクルマをフレームに入れながらちょっと撮影してみようと思います。
28-300mm(50mm), f/11, 1/250, ISO100(絞り優先オート)
あれから約1時間半くらい歩いてきましたが、例の小島には未だに釣り人がいます。
28-300mm(35mm), f/4, 1/1000, ISO100(絞り優先オート)
ほぼ順光でシャドーを飛ばしたらボディカラーもちょっと変わっちゃいました。
28-300mm(35mm), f/18, 1/80, ISO100(絞り優先オート)
引きでも撮りたいところですが、この日は寄りです。
28-300mm(65mm), f/18, 1/100, ISO100(絞り優先オート)
クルマの向こう、海辺で遊んでいる仲良さそうな家族が見えました(羨…
28-300mm(55mm), f/4.5, 1/8000, ISO800(絞り優先オート)
SNSなどでたまに見かけるミラーに映る景色を撮った写真を真似てみました。意図的にISOを上げてミラーの周りを白飛びさせました。
28-300mm(60mm), f/14, 1/1000, ISO800(絞り優先オート)
ルームミラーです。正面の電柱が邪魔でしたがクルマを移動するのが面倒でした。
28-300mm(85mm), f/14, 1/800, ISO800(絞り優先オート)
左サイドミラーを運転席から撮りました。撮影距離があるので右ミラーよりは狙いやすかったですが、ここは後ろボケを期待するところかもしれませんね。だが断る!w
28-300mm(78mm), f/14, 1/1000, ISO800(絞り優先オート)
車外に出たにも関わらずISOが上がりっぱです。f/14でもこの距離だとボケちゃうんですね。
28-300mm(78mm), f/14, 1/1600, ISO800(絞り優先オート)
隣に停まっていたクルマです。パールホワイトのカラーが美しかったのと、背景とのコントラストを意識して撮りました。
今回はここまでです。
2回にわたってシャドーを飛ばした写真ばかりの記事を投稿しましたが、結論としては、
「ものによるw」
ということだと思いました(チャンチャン♪)
やはり構図にしても色味にしても個々人の好みですからこればかりはなんとも言えませんね。例えばプロの写真を見てもまったく良いと思わない写真もありますし、子供が撮った写真でも良いと思える写真はあります。
実際にカメラの経験者ほど、自分の写真を自分からはあまり語らなかったりもしますし、プロのデザイナーであってもいきなり他人の趣味写真を批評することはしません。あ、技術的なことは別かも知れませんが。
ですから逆に言うと、撮っている本人が良いと思って撮っていても、他人が見てもなんとも思わないこともありますし、またその逆もありえるわけですので、そこについて語るのは不毛なんだと思います。
私の好みとしては、たまには良いかも知れませんが、今回のような写真はあまり好みではないと感じました。
宜しければまたお越しください。
るるぶ千葉 房総’15 (国内シリーズ)
ジェイティビィパブリッシング 2014-11-10
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