話に聞いたS秘境で撮影、露出とか構図とかカメラって難しいなw(2)
前回記事でご紹介したコミック「東京シャッターガール」は3巻まで読み終わりました。美人の主人公夢路歩を応援したくなるとても面白い作品でした。そして現在は上のバナーにある「彼女とカメラと彼女の季節」を読み始めた私です。年末年始もずっと仕事をしているので撮影に行く時間はまったく作れませんが、少しですがコミックなど本を読んだりはしています。
それにしても絵になるからか、美少女とフィルムカメラを題材にした作品がとても多いと感じます。「たまゆら」の沢渡楓もそうです。個人的にはたまゆらで興味が湧いたので“ローライ35S”をネットで色々調べたりしていましたが、ネット上に上がっているローライで撮影された写真だけを見ていてもとても良いと感じる質感の写真が多いです。
撮影技術もあるとは思いますがカメラの持つ特性も当然あるのだと思います。そんな写真の中には私が撮りたいとここで公言している“空気感”が撮れているような写真も多かったです。
私も父のお下がりのヤシカやバカチョンと呼ばれるようなフィルムカメラを使ったことはありますけど、本気で始めたのはデジタルからですからフィルムカメラへの興味は強いです。使ってみたいという気持ちはありますけど、フィルムや現像に掛かる費用を考えると今のところはちょっと現実的でない気がします。
しかしある日突然、暗室まで持ってしまうかもしれないような性格を持つ私wですから先のことは分かりません。そういうことにしておかないとまたここで謝ることになりそうです。ちなみに本気で音楽を演っていた頃は専用スタジオを持っていましたw
さて本題です。前回記事「話に聞いたS秘境で撮影、露出とか構図とかカメラって難しいなw(1)」の続きです。前回書き忘れていたのですが、なんと私がよく見るパワースポットサイトにこの“犬岩”が載っていたのでした。ですからパワースポットのカテゴリーにも入れておきます。
秘境といいますか渓流での撮影なんですが、富士山の時に感じたような被写体の強さは感じませんでした。特に強い対象がない時には自分の中でどれだけイメージできるかが重要なんだと思いますが、渓流の場合は空、山、水、川、谷、木々などいろいろ狙い所があるので、それはそれで良いのですがだからこそ逆に難しさも感じます。
構図や色合いにアクセントをどう付けるかなどを課題として取り組むと良い気がしました。しかしこれは街を歩きながらのチョロスナでも同様だと思いますから、常に意識を持ってフレーミングすることが大事なんだと思います。
今回の撮影も愛機ニコンD7100、レンズは愛用の単焦点レンズ(AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G)と、望遠ズームレンズ(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)を使用しました。ホワイトバランスはオートです。
35mm, f/6.3, 1/60, ISO200
強い被写体はあまり好きではない私ですが、だからといってわざと主役の犬岩をボカしたわけではありません。いや、わざとですw
35mm, f/6.3, 1/60, ISO200
落ち葉のじゅうたんといった感じです。現場でも左正面側のコントラストが魅力的でした。
35mm, f/4, 1/640, ISO200
またもや犬岩を脇役に背景の山に目を引かれて撮りました。影の犬岩か、後方の明るい山か、どちらが目につきますかね。
35mm, f/4, 1/1250, ISO200
それほど絞っていませんが、陽射しは尖って見えます。透過している光と透過しない影、緑の濃淡が美しいです。
35mm, f/4, 1/40, ISO200
場面は一転、紅葉です。水の流れと岩に張り付いた落ち葉が雰囲気を醸していますが、絞っていたらどうだったんだろうかと思います。
35mm, f/2.8, 1/250, ISO200
落ち葉のエッジが立ってしまわないようにと開放寄りで撮っていますが効果の程は不明ですw いや!意識が大事!!と勝手に考えておきます。
35mm, f/4.5, 1/40, ISO320
こう見てみると結構深い谷です。こんなところで火でも焚いたら一酸化炭素中毒になりそうです。
28-300mm(28mm), f/3.5, 1/60, ISO500
ズームレンズに付け替えて広角端で撮りました。午後一くらいの時間帯なんですが、ISOが上がってきました。ちなみにISOはマニュアルですw
35mm, f/3.5, 1/60, ISO320
水面に面白いリフレクションが見られました。透き通る水が冷たそうですが、実際にも物凄く冷たかったです。
35mm, f/3.2, 1/40, ISO200
秘境っぽい渓谷の風景です。ひんやり感を出したかったのでISOを下げていますが、絞れずスピードも稼げずでした。
35mm, f/3.2, 1/40, ISO200
先ほどとは違った雰囲気の逆光ですが、これもなかなか秘境感が出ていると思います。
28-300mm(28mm), f/4.5, 1/40, ISO200
またまたズームレンズの広角端です。明暗のコントロールが難しい画です。
28-300mm(30mm), f/4.5, 1/125, ISO200
なんかごちゃごちゃして見えますが、苔の斜面や水が流れているこの冷たい感じはとても好きな雰囲気でした。これをちゃんと撮れるようになりたいです。
28-300mm(38mm), f/4.5, 1/200, ISO200
まだ13時半頃なんですけどかなり陰ってきました。上の写真のあたりで振り返った時に見られた風景です。
28-300mm(42mm), f/4.5, 1/200, ISO200
同じ場所から見た上流側です。水位は全然なさそうに見えるんですけどねぇ。しっかりハマりましたよw
28-300mm(70mm), f/5.6, 1/60, ISO200
こういう写真は単焦点のほうが得意かもしれませんが、あえてズームを使って寄りで撮っています。70mmで1/60ですからギリですね。
35mm, f/5.6, 1/125, ISO200
そろそろ帰りたくなってきたので、3枚上の写真とほぼ同じ感じの写真を単焦点で撮りました。レンズの性格が少し出ている気がしますがどうでしょう。
35mm, f/7.1, 1/50, ISO200
苔の壁です。こういう画はこういうところに来ないとなかなか撮れないと思いますから撮れて良かったです。温度と湿度を感じる気がします。
35mm, f/7.1, 1/30, ISO200
そろそろS秘境から離脱です。しかし秘境に降りた階段から何度も川を渡って何度も足がハマったので、一番近くの出られそうなところからの脱出を試みます。少し進んだところで振り返って撮った写真がこれです。
私なりの秘境探検は以上で終了です。帰った後に「1人でそんなところに行ったらイカン!もし何かあったら誰も見つけてくれないぞ!」と知人に叱られました。確かに人気もないところで転落でもしたら死んでいたかも知れませんから気をつけないといけませんね。反省しました。
この後歩きながらGoogleマップを見ましたら、クルマのあるところまで辿り着くためにすご〜く遠回りをして歩かなければなりませんでした。それでも秘境を戻るのは嫌だったので、アスファルトの田舎道を遠回りして歩きました。次回は秘境付近をクルマに向かって歩きながら撮影したチョロスナをご紹介します。
宜しければまたお越しください。
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