インクジェットプリンターEW-M973A3Tとショッププリンターの印刷比較(後編) & 久しぶりに東京駅付近を歩きながら(3)
EPSON EW-M973A3T [A3カラーインクジェット複合機 (スキャン/コピー/有線・無線LAN対応)] 価格:86,800円 |
インクジェットプリンターEW-M973A3Tとショッププリンターの印刷比較(後編)
前回記事でお伝えしたプリンターの印刷比較の後編をお伝えしようと思います。
今回は総評です。
iPhone11で撮影
いわゆるカラー印刷でもモノクロ印刷でも、細かいディテールの表現はEW-M973A3Tの方が高く高詳細です。ショッププリントについては落ち着いた色味のナチュラルな雰囲気で、どこからも苦情が来ないレベルで安定していると感じました。
ショッププリントでは、自分のシステムとの色合わせ(キャリブレーション)ができない上に、カラーマッチングもどうしているか分かりませんから、印刷結果を見るまで不安だったりします。
そしてショッププリントの場合は現在、スマホからのプリントがほとんどでしょうから、補正しないままでデータを持ち込まれる事が多いと思われるので、若干派手目な補正をしてプリントするようです。
ですから私などはプリントする際に、プリンタ補正をしないようにお願いするのですが、そういったことも地味目な印刷結果に繋がっているのかも知れません。どちらにしてもEW-M973A3Tの印刷クオリティの高さは想像以上でした。
私は印刷前にEW-M973A3Tはある程度想像がつくと言いました。プリントした段階ではまあこの程度は当たり前、くらいに思っていたのですが、よく見比べてみると詳細感、表現力、発色ともに素晴らしいもので、エコタンク搭載機種でコピーやスキャナ機能を持ちながらプロが使用できるくらいのレベルだと感じました。
コスト面では、クリスピア用紙がamazonでL判50枚で税込806円(@16.12円)で、インクの消耗がどれくらいとかは分かりませんのでカタログ値を信用するとしてL判写真で1枚7.6円なので、1枚23.72円ということになります。
プリントショップはL判1枚50円だったので半額以下になる計算なんですが、本体が9万円くらいしますから、本体代を回収するくらい印刷したとすると、印刷品質がどこまで維持できているかは不明です。そしてネットの8円プリントには完敗です。
A4よりも小さいサイズの写真を印刷するという目的ならば、A4サイズ対応のEW-M873Tは、本体価格もEW-M973A3Tに比べて3万円くらい安いですから、そちらの方が向いている人が多いかも知れません。
最近では、特にパソコンのヘビーユーザーほど写真プリントから離れていると想像しますが、ストレージに眠らせっぱなしではもったいないと思う人は、プリンターの購入を検討してみるのも良いのではないでしょうか。
実際、プリントしようがアルバムに入れっぱなしで見なければ、ストレージに入れっぱなしなのと変わりはないと思いますが、プリントすることで客観的に自分の写真と向き合えることもありますから、プリンターも無駄ではないと思います。
今回のプリント結果では、個人的にEPSON EW-M973A3Tの方が良い結果だと感じましたが、しばらく使うことでどれくらいまで印刷品質を維持できるのかなど、気にしながら使っていこうと思います。
最後に、インクジェットプリンターでは昔から言われていたことがあって、キャノンはシアンが強い、エプソンはマゼンタが強い、というものです。キャノンは青味掛かったクールな画で、エプソンは赤味掛かった派手な画、という意見があります。
私はこれまでキャノンもエプソンも買って使用してきましたが、確かにそういった傾向はあります。キャノンについては、カメラはあんなに派手な画なのにプリンターは地味だな、と思うことがよくありました。
キャノンカメラの撮って出しが多くの人に好かれるように、エプソンプリンターも刷って出しでは多くの人に好かれるのではないかと思います。私もEW-M973A3Tの購入を機に、たまには写真プリントをしていきたいと思います。
iPhone11で撮影
A4サイズ対応の同ランク機種(EW-M873T)
A4サイズ対応 エプソン エコタンク搭載プリンター EW-M873T【納期未定】|カメラのキタムラネットショップ
久しぶりに東京駅付近を歩きながら(3)
年末に標準ズームレンズの(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)を中古で買いました。そしてレンズが手元に届いた翌日に、早速東京駅付近を歩いて撮影してきた画像をご紹介する3回目です。
f/2.8通しの大三元レンズということで、夕方から夜にかけての、あまり光が多くない状況で使ってみようと考えてスタートしました。前回記事では、まだ明るいうちから点灯されていた丸の内のイルミネーションや日陰に入った東京駅などを撮りました。
今回はその続きで銀座方面に向かって、しかしフラフラと色々気を取られながら歩いていました。日が沈んでいくに従って暗くなっていきますが、ビルの影ではモロ日陰という環境でした。イルミネーションとショップからの灯り、歩道を歩きながら止まらずにシャッターを切ったり、などして撮りました。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2022を使用しています。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/25, ISO125, 撮影モード絞り優先オート
空はまだ明るい感じですが、開放でもISO感が上がってきました。とはいってもISO125なので、まだまだ環境が悪いとは言えませんね。足元の緑の照明が綺麗でした。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
またストリートに戻ります。空がまだ青く明るいのでISO感も100で落ち着きましたが、下に目をやると道路はとても陰っています。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
イルミネーションのない通りも好きです。やはり光の明暗が大きいです。
D810, 24-70mm(62mm), f/2.8, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
イルミネーションを撮る際にはLEDを普通に撮りたくなります。枯れ葉が絡むリアルLEDと背景のボケがキャッチーです。
D810, 24-70mm(62mm), f/2.8, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
またもや同じ場所、同じ構図でフォーカスポイントを変えて撮っています。これはレンズテストということで撮っています。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/25, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ショップの暖かい雰囲気の照明が目立ってきました。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
テレ端(70mm)で看板を主役に撮りました。もうちょっと寄りたかったのですがここが限界です。建物の向こうとこちら側では世界観が違う感じです。
D810, 24-70mm(62mm), f/2.8, 1/60, ISO500, 撮影モード絞り優先オート
小さな路地から撮りました。この路地の手前はヨーロッパ風の建物がとても雰囲気良いのですが、沢山の人がいたために撮影は断念しました。失意のまま外に向かって歩いて撮った画です。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/80, ISO280, 撮影モード絞り優先オート
この手摺と植え込みは以前Planarでも撮りました。
D810, 24-70mm(30mm), f/2.8, 1/40, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
行ったことがないのでテキトーなことを言いますが、なんかニューヨークで撮るようなイメージで撮りました。
D810, 24-70mm(26mm), f/2.8, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
縦構図で撮りました。フレームに入り込んでいるのがほぼすべてが女性でした。やっぱり東京はキレイな人が多いなぁ。と、田舎モン丸出しの感想です。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/40, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ここで久しぶりのファインダーを見ずに腰の高さにカメラを構えたままシャッターを切っています。一応オートフォーカスボタンを押してはいますが、完全にブレています。けど、これが狙いだったりもします。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/40, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
2枚目の止まらずに腰位置で撮った画です。イルミネーションを撮る際に、アウトフォーカスはよくやる手だと思いますが、ブラしたときにどう見えるのか興味がありました。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/30, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
立ち止まっている人の赤いストラップに目が引かれますが、これは多少ブレが少ない画になりました。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/25, ISO110, 撮影モード絞り優先オート
これは思いっきりブレています。ブレて繋がって見えるイルミネーションの電球が顔文字に見えました。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/30, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ブレ画像が続きます。これを止めたいと思ったら、もう少しシャッタースピードが稼げる状況でないと止まりませんね。でもたくさん撮って楽しかったです。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/25, ISO320, 撮影モード絞り優先オート
自分は止まって撮っていますが、歩いている人はブレました。シャッタースピード1/25ではこうなりますね。
D810, 24-70mm(40mm), f/2.8, 1/40, ISO200, 撮影モード絞り優先オート
軽トラと樽、そして電飾サインがなんとなくハマっているように見えたのでシャッターを押しました。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
丸の内仲通りが終わって、広いところに出たら露出も落ち着きました。なんかゴジラらしきものが見えます。
D810, 24-70mm(70mm), f/3.2, 1/80, ISO180, 撮影モード絞り優先オート
やっぱりゴジラでした。絞りがf/3.2になっているのは、無意識にサブコマンドダイヤルを回してしまったせいです。画質は良いですが、やはり70mmでは寄り切れません。
今回は以上です。
巷では冬季オリンピックが開催されていてテレビでは盛り上がっているようですが、どうして中国で?という思いもあり、個人的にはあまり興味がありません。
それでもアスリートにとっては夢の舞台ですし、私の目や耳にも情報が入ってくるので多少は知っています。羽生結弦さんはなんとも不運だったとか、高梨沙羅さんはなんでこんなに叩かれるのかとか。
ジャッジや検査のことはこれまでも問題になってはいましたが、このオリンピックでは特に色々言われている気がします。そもそも人が見て点数をつける競技の曖昧さったらないですよね。
ともすれば好き嫌いでの採点になったりすることも全く無い訳でもないでしょうから「そんなものに人生を賭けるなんて」と個人的には思ってしまいます。
私が好きなサッカーでもジャッジで勝敗が左右されることがありますが、人がジャッジするから面白いという部分もありますから、ある程度は仕方がないのかも知れません。でも球技においてはほとんどの場合、得点の入り方は明らかです。
私の場合はモヤモヤした気持ちを持ちながら見るくらいなら、溜まったアニメの録画でも見ていよう。という感じです。
しかし今月はサッカーのJリーグが開幕します。俺たちの日常が帰ってくる喜びったらこの上ない訳ですが、シーズンに先駆けて行われたフジフィルムスーパーカップで、我が浦和レッズはJリーグ王者の川崎フロンターレと対戦して勝利しました。
久しぶりに川崎に勝ったのは嬉しいですが、まだまだサッカーの内容では負けていると感じた部分は多かったので、レベルアップのスピードを緩めてはいけないと思いつつ、今のところは勝利の嬉しさにヘラヘラしています。
今年はリーグもレッズも30周年ということで、開幕前にレプリカユニフォームを買いました。コロナや仕事の都合で何試合くらい見に行けるのか分かりませんが、今年も頑張って応援したいと思います。
次回も東京駅〜銀座付近で歩きながら(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)を使って撮影した画をご紹介します。宜しければまたお越しください。
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