インクジェットプリンターEW-M973A3Tとショッププリンターの印刷比較(前編) & 久しぶりに東京駅付近を歩きながら(2)
インクジェットプリンターEW-M973A3Tとショッププリンターの印刷比較(前編)
前回、前々回記事でお伝えしてきたamazonとのすったもんだですが、この度結末を迎えました。カスタマーサービスの女性の話では2月9日に振り込まれるという話でしたが、4日に返金されました。
5日早まったのに何か理由があるのかは分かりませんが、とりあえず今回のトラブルは終了しました。長かったような短かったような時間を過ごしました。
さて、すったもんだのため延期していた「プリンターの印刷結果比較」をしてみたいと思います。最近は、と言いますか数十年前からインクジェットプリンターは飛躍的に進化してきました。
A0など大判の業務用プリンターでシェアを拡大してきたインクジェットプリンターが、すぐさま家庭用のパーソナルプリンターにその高品質を受け継いでいきました。
インク焼けや色退行が早い、用紙によって印刷結果が桁違い、メンテが大変で安定した印刷の継続が困難、など、実はウィークポイントがとっても多いインクジェットプリンターですが、新品時の印刷品質は業務用プリンターに負けないほどだと思います。
私はインクジェットよりもレーザー派なんですが、同じくらいのコストで比べると写真品質ではインクジェットの方が良いと思っています。写真を印刷するためだけに買ったわけではありませんが、仕事でも写真でも使えればと期待して購入しました。
話が逸れましたが、今回、Macの中にあった写真データを、色味やボケなどを意識して10枚選んでL判で印刷しました。EW-M973A3Tの用紙はエプソン純正の高光沢用紙クリスピアで、ショップでは光沢紙を選びました。
どちらもフチ無しで印刷しましたが、Photoshopから直接印刷した際にリサイズが面倒だったので、EW-M973A3Tで印刷した方は白いスペースができてしまったりしています。ショップでは勝手にトリミングされたようです。
赤と青と緑などそれぞれの色、そしてモノクロの印刷結果を独断と偏見でお伝えしたいと思います。正直、撮影時の色味などの記憶は曖昧ですので、同じデータをプリントした2枚の写真と画面とを見比べる感じです。
そして大事なカラーキャリブレーションですが、今回は行っていません。なぜかというと、ショッププリンターとうちのシステムでキャリブレーションをしていないのでお互いさまかと。EW-M973A3Tのキャリブレーションはこれから行います。
写真を並べてiPhone11で撮影
左がショッププリントで右がEW-M973A3Tです。1番上は岡本桟橋で撮った写真です。これはデータの画面に近いという意味でもEW-M973A3Tの方が高画質でした。ショッププリントは彩度が低く、空の青もくすんだ感じでした。
2番目はモノクロ写真です。モノクロについてはショッププリントの方がコントラストが強く黒が潰れがちで、EW-M973A3Tの方が細部まで再現性が高いと感じました。
3番目は八重洲で撮った写真です。この画は裸電球と光が当たる木材の柱が色味的には印象的ですが、データ画面に比べてEW-M973A3Tは派手、マゼンタが強く彩度も高いです。ショッププリントはおとなし目で色味も地味です。しかしナチュラル感はショッププリントの方が高いかなと感じました。しかし手前の植栽の表現はEW-M973A3Tの方が圧倒的に高かったです。
一番下の緑の写真は、自然さ、色合いともにショッププリントの方が良かったです。EW-M973A3Tは色味が派手な分、緑が不自然に色濃くなりましたがデータの色には近かったです。
長くなったので、続きは次回にお伝えしたいと思います。
iPhone11で撮影、ちなみに用紙は全部amazonで買いましたw
エプソン エコタンク搭載プリンター EW-M973A3T【納期未定】|カメラのキタムラネットショップ
久しぶりに東京駅付近を歩きながら(2)
年末に中古ではありますが、標準ズームレンズの(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)を買いました。そしてレンズが手元に届いた翌日に、早速東京駅付近を歩いて撮影してきた画像をご紹介する2回目です。
f/2.8通しの大三元レンズということで、夕方から夜にかけての、あまり光が多くない状況で使ってみようと思いました。15時半頃からの撮影でしたが、東京はビルが高く多いので時間が早い割には光が足りない環境になっています。
前回は東京駅八重洲口付近で撮りましたが、今回は丸の内口の方に行って丸の内イルミネーションも撮っています。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2022を使用しています。
D810, 24-70mm(30mm), f/2.8, 1/30, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
大手町駅付近まで歩いてきました。街路樹が鮮やかです。
D810, 24-70mm(62mm), f/2.8, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
道とクルマが大好きです。ちょっと空の色が残念ですが、ビジネス街の雰囲気満載です。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/80, ISO320, 撮影モード絞り優先オート
屋根なし2階建てバスが見えました。風景っぽく撮ってみます。
D810, 24-70mm(62mm), f/2.8, 1/60, ISO160, 撮影モード絞り優先オート
なんか壁画が目立っていました。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/80, ISO180, 撮影モード絞り優先オート
イルミネーション輝く丸の内仲通りに入ります。ここは15時から点灯しているという情報を見て行きました。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/80, ISO160, 撮影モード絞り優先オート
上の画と同じセッティングですが、フォーカスポイントを手前にしました。奥がかなりボケました。ISO感の20は誤差の範囲かと。
D810, 24-70mm(52mm), f/2.8, 1/60, ISO140, 撮影モード絞り優先オート
歩道で撮ります。
D810, 24-70mm(40mm), f/2.8, 1/40, ISO250, 撮影モード絞り優先オート
そろそろショップの明かりが外に漏れてきます。まあおしゃれですわ。
D810, 24-70mm(56mm), f/2.8, 1/60, ISO1100, 撮影モード絞り優先オート
ヨーロッパ風のレストランか、カフェか、まあ絵になりますわ。
D810, 24-70mm(35mm), f/2.8, 1/40, ISO450, 撮影モード絞り優先オート
ガラスに映っているところも含めてイルミネーションですねぇ。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
東京駅が正面に見える通りに出てきました。24-70mm、影になっている建物の壁面のディテールも良い表現です。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/80, ISO220, 撮影モード絞り優先オート
どこかの試写レポートサイトみたいな画になりました。定番系ですが、派手過ぎず、地味過ぎず、な感じだと思います。
D810, 24-70mm(50mm), f/2.8, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
光と影が難しい感じです。若干アンダー系にしましたら、光量落ちも少し目立っています。
D810, 24-70mm(50mm), f/2.8, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
目線を下げて駅舎を主役にして撮りました。これは多分カメラの露出解釈が間違っていたのかな、と思います。
D810, 24-70mm(48mm), f/2.8, 1/50, ISO110, 撮影モード絞り優先オート
とても広い中央分離帯に立つ大きな木とガラス張りの建物のマッチングが良かったです。置物のように写ってしまったロングダウンコートの人の後ろ姿が気になります。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
これもカメラにとっては難しいところだったのでしょう。空以外はドアンダーですが、絞り優先オートでシャッタースピードが1/800という環境じゃないでしょう。とツッコみたくなる画になりました。
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
思い切り広角的な構図ですが、ここもカメラの露出が空に引っ張られている感じが出た画になりました。空の青さを写して嫌な思いになるわけがないので納得します。
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/80, ISO200, 撮影モード絞り優先オート
街を主役に撮ったら露出が良い感じになりました。しかしちょっとだけ見える空はグレーみたいな水色になりました。
D810, 24-70mm(44mm), f/2.8, 1/50, ISO110, 撮影モード絞り優先オート
サイン好きな私なら撮るでしょ、っていう画です。あ、マゼンタ被りや。。。
D810, 24-70mm(40mm), f/2.8, 1/40, ISO160, 撮影モード絞り優先オート
ファッションブランドの美しいウィンドーにイルミが映って東京らしい画になりました。
今回は以上です。
日陰が多いビル街ではカメラの露出検出も厳しいんだろうな、と思わせる画が多かった今回の撮影でした。
同じセッティングで同じような画を撮っていてもフォーカスポイントでボケ味が変わったりして、f/2.8通しの大口径レンズとはこうだ。と思わせてくれる画もありました。
これならば画角に合わせて単焦点レンズを持ち歩くよりも、ズームレンズ1本でより幅広い表現ができる、という人もいるのではないかと感じます。
良くも悪くもニコンの真面目が画に出ていると感じるレンズで、クリアで透明感が高い一方、ニッコールの高画質レンズにありがちな硬い印象の画になることがあります。
コテッとした色乗りが好きな人には好かれないレンズだと思いますが、私はこのヌケの良さは素晴らしいと感じました。街撮りはもちろん、海や山という自然の景色でも使い倒したいと思います。
次回も東京駅〜銀座付近で歩きながら(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)を使って撮影した画をご紹介します。宜しければまたお越しください。
ニコン AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR【納期約3ヶ月】|カメラのキタムラネットショップ
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