2020年最後の更新です & 思いつきで行った早朝の勝浦八幡岬公園で撮影(1)

PREMOA(プレモア)
 
皆様お元気ですか? 風邪などはひかれていませんでしょうか、今はちょっと熱が出ても色々と大変だと思いますからご自愛くださいね。2020年ももう終わり、ということで、この記事が今年最後の記事になります。
 
2020年は新型コロナウィルスに翻弄された年でしたが、経済にも大きな打撃を与え続けています。カメラ業界も例外ではなく、と言いますか、カメラ業界はコロナがなくても厳しい状況が続いていますが、コロナでさらに強い打撃を受けているといった状況かもしれません。
 
私が愛用しているカメラのメーカーであるニコンは、2020年初頭にデジタル一眼レフカメラの『D780』を発売しました。ミラーレスのZシリーズの良いところを加えたハイブリッド的な機能が魅力的な機種です。
 
個人的にも次に買うんならコレだな、と感じる『D780』でしたが、結局今年は買いませんでした。。。
 
そして6月にはデジタル一眼レフカメラのフラッグシップ機『D6』が発売されました。これはオリンピックイヤーだということが大きな登場理由だったと思いますが、オリンピックは延期になってしまいました。
 
『D6』が素晴らしいのは言うまでもないんですが、特徴としては従来機『D5』から大きな性能進化はないと言われながらも、オートフォーカスと画像処理エンジンが新しくなって、細部を熟成して来たと言える機種でした。
 
最近ではミラーレスの話題ばかりでしたが、今年は一眼レフの上級機が2機種も新登場しました。これからミラーレスのラインナップが増えてくると、一眼レフは上級機に集中していくのかも知れません。今のところは価格帯が熟れていませんからまだまだですかね。
 
レンズもZマウントのリリースが多かった2020年でしたが、望遠レンズを中心にFマウントレンズも発表されました。これもカメラ本体同様、上級レンズばかりでした。
 
他のカメラメーカーもいろいろとあった2020年ですが、画質向上のみならず、様々なアプリとの連携で進化を続けるスマートフォンに対して、より本格的な撮影を実現できる高性能カメラに業界がシフトしてきた感があります。
 
果たして2021年のカメラ業界、またニコンはどうなるでしょうか。
 
個人的には2020年、キャリアで初めてカメラ本体もレンズも買いませんでした。買ったのはニコンダイレクトのオリジナル三脚 NDTP1だけでした。

ND オリジナル三脚 NDTP1

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感想(3件)


 
また、ディスプレイが突然死んだりして、テレビで画像補正したのが大変だったという記憶が強い2020年のカメラ撮影活動でしたが、振り返れば本当にカメラグッズを買いませんでした。三脚以外ではなくしたレンズキャップを買ったくらいです。
 
カメラ以外では仕事が絶不調な上に、中古とはいえ大きな買い物(クルマ)をしてしまい、さらに買ったクルマがスポーツカーということで、手とお金が掛かったというのも事実でした。そして今月、車検を取りましたので、またまたお金がかかりました。
 
ですから2020年はカメラ撮影活動というよりは、生きることに必死な一年だったと言えるかも知れません。2021年も必死に生きることは変わりないと思いますが、新しい仕事様式は確立したいと思っています。
 
といった風に、仕事に生活に、スタイル変更を余儀なくされた今年、そして来年だと思いますが、出来る限り頭を柔軟にして対応していきたいと考えています。
 
 
さて、ここのところ海ばかり撮っていて、都会に行ってまでも海を撮ってきた私ですが、今回のシリーズもまたまた海での撮影になります。県外遠征もしたいなぁ、と常に考えていたところですが、またまた自粛の波が押し寄せてくる予感がしました。
 
そんな予感がした時点で撮りためた画像はあまりなく、このままではこのサイトが休止してしまう。と危機感が湧き出てきたところで、とりあえず思いついたところに行って撮影しよう。という気持ちになってGoogleMapを見ていたところ、勝浦市の八幡岬公園に行くことにしました。
 
昼夜逆転中の私としては、一番行きやすいのは早朝ということで、日の出時刻に合わせて向かいましたが、ちょっと時間ギリギリになってしまいました。遠方に行く際は時間のマージンを多めに取るんですが、それほど遠くない目的地なので甘く見ていましたw
 
到着前から辺りは明るくなっていましたが、なんとかギリギリ日の出前に現着した私は、いつものドンケのカメラバッグのポケットに、ニコンの三脚 NDTP1を挿し入れて持っていきました。
 
ロケ先でNDTP1を使うのは今回が初めてでしたので楽しみでもありました。実際に使うのは次回の記事になりますが、NDTP1の使用感なども含めて記事にしていきたいと思います。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)、単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)、望遠ズームレンズ(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2021を使用しています。
 
 
八幡岬公園01
D810, 24-120mm(75mm), f/6.3, 1/30, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
 
空は明るくなっていましたが、絞りすぎたようで、ISO感が上限設定まで跳ね上がってしまいました。旧・遠見岬神社・海の鳥居という被写体ですが、後ろの船が重なってしまいました。現場ではよく見えていなかったのですが、家で現像する際に大画面で見て驚きました。
 
 
八幡岬公園02
D810, 24-120mm(55mm), f/4, 0.3秒, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
 
駐車場の手前にあるトンネルが印象的でしたが、カメラセッティングがとんでもないことになっています。手持ち撮影でしたが油断しなくて良かったです。
 
 
八幡岬公園03
D810, 24-120mm(52mm), f/4, 1/6秒, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
 
観光案内看板です。こう見るとまだまだ暗いです。夜の真っ暗な時間帯からクルマで移動しているので、明るくなったと感じていましたが、まだまだ光は足りていませんでした。
 
 
八幡岬公園04
D810, 24-120mm(44mm), f/4, 1/6秒, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
 
公園の入口です。向こう側に明るい空が見えますが、こちら側はまだ暗いです。光が足りないのなら単焦点レンズを使えば良いんです。
 
 
八幡岬公園05
D810, 50mm, f/2.8, 1/50秒, ISO2200, 撮影モード絞り優先オート
 
ということで、レンズをPlanarに交換しましたら、セッティングも常用域になりました。看板の右の柱の写りにPlanarらしさが出ています。
 
 
八幡岬公園06
D810, 50mm, f/2.8, 1/50秒, ISO720, 撮影モード絞り優先オート
 
絞りはf/2.8ですが、Planarは良いです。パンフォーカスという訳にはいきませんが、良い表現力だと感じます。
 
 
八幡岬公園07
D810, 50mm, f/2.8, 1/30秒, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
 
子供の広場に入ると、日を遮る山があって、また光が足りない状態になりました。
 
 
八幡岬公園08
D810, 50mm, f/2.8, 1/40秒, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
 
誰も遊んでいない遊具を撮りましたが、薄暗いせいもあって物寂しい雰囲気を感じました。
 
 
八幡岬公園09
D810, 50mm, f/2.8, 1/15秒, ISO6400, 撮影モード絞り優先オート
 
こんな階段を上っていきますが、光をください。ってな感じです。
 
 
八幡岬公園10
D810, 50mm, f/2.8, 1/50秒, ISO560, 撮影モード絞り優先オート
 
美しい海と空が見えました。日の出時刻に間に合いました。
 
 
八幡岬公園11
D810, 50mm, f/4, 1/50秒, ISO720, 撮影モード絞り優先オート
 
広いところに出たので少しだけ絞ってf/4にしました。
 
 
八幡岬公園12
D810, 50mm, f/4, 1/50秒, ISO110, 撮影モード絞り優先オート
 
アンダー気味にして雲の立体感を意識しました。背景のグラデーションも良い色です。
 
 
八幡岬公園13
D810, 50mm, f/4, 1/50秒, ISO125, 撮影モード絞り優先オート
 
f/4のままですが、手前のススキにフォーカスして海をボカしました。Planarらしいコントラストです。
 
 
八幡岬公園14
D810, 24-120mm(85mm), f/4, 1/100秒, ISO220, 撮影モード絞り優先オート
 
24-120mmにレンズ交換をしましたら、全体的に暗い上に周辺の光量落ちが激しい画になりました。一応、灯台の照明がこちらを向いたときにシャッターを切っています。
 
 
八幡岬公園15
D810, 24-120mm(120mm), f/4, 1/125秒, ISO2800, 撮影モード絞り優先オート
 
望遠で海を撮りました。
 
 
八幡岬公園16
D810, 70-300mm(220mm), f/5.3, 1/250秒, ISO4000, 撮影モード絞り優先オート
 
さらに望遠が使いたくなって70-300mmにレンズを交換して遠くに見える勝浦海中公園を撮りました。ブレてはいませんでしたがすごくノイジーです。
 
 
八幡岬公園17
D810, 70-300mm(170mm), f/5, 1/200秒, ISO400, 撮影モード絞り優先オート
 
赤い空と黒い海に漁船のシルエットです。望遠ズームの画角コントロールも面白いです。
 
 
八幡岬公園18
D810, 70-300mm(86mm), f/4.5, 1/100秒, ISO640, 撮影モード絞り優先オート
 
お万の方の像がありました。逆光で像が真っ暗でしたので現像時にシャドーを持ち上げています。
 
 
八幡岬公園19
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/200秒, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
展望広場のウッドデッキには朝日を狙って待っている人たちがいました。私は挨拶をして彼ら(彼女ら)とは離れたところに三脚をセッティングしました。良い感じのシルエットです。
 
 
八幡岬公園20
D810, 24-120mm(52mm), f/4, 1/60秒, ISO800, 撮影モード絞り優先オート
 
お万の布さらしの解説看板を撮ります。
 
今回は以上です。
 
 
考えてみれば久しぶりに純正のズームレンズ(24-120mmと70-300mm)を厳しい環境で使用しました。どちらも明るいレンズとは言えませんし、70-300mmにいたっては明るい環境で使っても暗いレンズです。
 
さすがに周辺の光量落ちや意図しないアンダー画を量産したような形になって途中、単焦点レンズ(Planar50mm f/1.4)を使いましたが、絞りはf/2.8で撮っていたので、f/2.8通しのズームレンズだったら当然違った結果になったのかな、と思います。
 
なんなら大三元レンズを買っちゃえば良いんでしょうね。ただ、安めのレンズから徐々に高いレンズを試しながら画像をご覧頂くという、そんな計画でこのサイトを運営しているので、私が今、大三元レンズを買ってしまうと、その計画が終わってしまうという懸念があります。
 
だって大三元買ったらとりあえずその画角帯はそれで終了になってしまうと思うので。良い機材を買ってドヤ顔で撮影レポートをするのも悪くはないですが、それはまだ早いかな、と思っているのが本音です。
 
買おうと思えばいつでもって訳にはいきませんが、それでも買えないことはないですし、最初から一番上のレンズにしておけば余計な出費をしなくて済むので、結果的にはお得になります。
 
そんなことは百も承知でフラフラと誰にも手が届きやすいレンズを買ったり使ったりしています。しかし最近、標準ズームについてはそろそろ良いかな。と思うところもありますので、気が変わっていきなり買うことがあるかもです。
 
2021年は、そういった買い物も今年より出来るようになれば良いな、と思いながら様々な仕事を頑張りたいと思います。
 
 
次回も思いつきで行った早朝の勝浦市の八幡岬公園で撮影した画像をご紹介します。次こそはニコンの三脚、NDTP1を使います。宜しければまたお越しください。
 
 
2020年、このサイトをご覧いただき、本当にありがとうございました。
来年も本サイト「とある私のデジタル一眼レフカメラ奮闘記」をよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
 
 

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