街歩きに良いかと思って買ったけど… & ロケハンに行ったが収穫なく市内で撮影
ここ数年はあまりに暑いので、真夏は昼の撮影を避けるようにしていますが、できることならば夜の撮影も回避したいのが本音の私です。しかし撮影は避けられても、まったく外出しないという訳にはいかないので、なにか良いものはないかと考えていました。
数年ほど前から街やテレビなどで、女性が使っている携帯扇風機を見ていて「あれってどうなんだろ」と興味を持っていました。しかし持たなければいけない扇風機だと手が塞がってしまうので不便です。
そこでamazonで探してみたところ、首掛けの充電式ポータブル扇風機を見つけたので、早速コレをポチリました。
これなら両手が使えるため、歩きながらの撮影やサッカー観戦でも使えるかと思い購入しました。届いたところ、家の中で使い始めたら思った以上に快適で、エアコンが効いていないトイレや、いつもいる居間以外の部屋に短時間行く場合は便利です。
エアコンが効いている部屋でも、風呂上がりや食後など、身体が熱くなっているときにはすぐ顔に風が当てられて良いです。顔に直接風が当たるので即効性があるような気がします。
しかし一歩外に出て使うと、3段階変えられる風の強さを一番強くしても、ほとんど風を感じませんし、風を感じても温かい風が来ますのであまり意味がないです。そうなると首に掛かった部分が暑苦しく感じてしまいます。
できる限りクローズドな空間で室温が低いほど効果を実感できるので、場所と用途を選ぶ必要があるかも知れません。一度、埼スタに持っていって使ってみましたが、観客席に座っているときは、ないよりは良い気がしましたけど、試合中にバッテリーが切れていつの間にか止まっていました。
私の場合、家使いする分には快適なので、これからも愛用すると思いますが、ロケーションのお供にはならないことが決まりました。とりあえず浦和レッズ戦のチケットを買って貯めたポイントでドリンクボトルを貰ったので、水分補給を意識しながら外出しようと思います。
浦和レッズエンブレム付ステンレスボトル(iPhone7で撮影)
さて、前回のロケーションで四方木不動滝に行って撮影した際に、これまで使っていた三脚が撮影に影響が出るほど使えなくなっていたので、新しい三脚を購入しました。
私の撮影スタイルが「歩きながらの手持ち撮影」なので、三脚を使う機会はあまりないんですけど、せっかく買ったので三脚を使いたいと思い、撮影場所を探しはじめました。
仕事の都合もあって、あまり遠くに出かけられそうもなかったので、地元で探しはじめたんですが、ネットでたまに見かける夜のジャンクションが面白いかも知れないと思い、地元の高速道路(有料道路)のジャンクションを地図で探しました。
で、ロケハンに出掛けたんですけど、地元のジャンクションは都会のジャンクションのように外から見応えがある立体交差になっていなくて、道路やジャンクションの部分だけ山を削った造りだったので、行ってみたらただの山に道路が通っているというものでした。
なので、今度は陸橋の上から道路を狙えるようなスポットはないかと探したんですが、今度はフェンスが高い上に近隣民家が近くにあって、夜中の撮影は出来ないところばかりでした。
あとは以前に撮ったことがあるアクアラインを下から撮る場所も良いかと思いましたけど、あそこも夜に三脚を立てて撮るには結構な気遣いが必要な上に、構図のバリエーションが殆どないので今回は行きませんでした。
そういった訳で市内をウロウロしていたんですが、途中で諦めて中の島大橋の駐車場に夕日を撮りに行っちゃいました。駐車場には以前は見なかった猫がいたので、結局猫画像が多めになってしまいました。
そして三脚を使う撮影の計画は、次回以降に持ち越したのでした。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)、望遠ズームレンズ(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED)、単焦点レンズ(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshopCCを使用しています。
D810, 24-120mm(65mm), f/10, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
緑の田んぼにかかし、そして青空。とっても好きな風景です。
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
真っ直ぐの田舎道と青空。これもとっても好きな風景です。
D810, 35mm, f/6.3, 1/40, ISO400, 撮影モード絞り優先オート
館山道のジャンクションを求めて歩いていましたけど、外から見て映えるようなジャンクションはなく、用水路くらいしか見つけられませんでした。Milvusにレンズを交換して撮ってみます。
D810, 35mm, f/6.3, 1/40, ISO220, 撮影モード絞り優先オート
水面を意識して撮ります。
D810, 24-120mm(95mm), f/6.3, 1/100, ISO280, 撮影モード絞り優先オート
24-120mmの広角で同じところを撮ります。やっぱりシャドーのトーンがカール・ツァイスとは違うニッコールでした。
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
広々とした緑を撮りたくて広角で狙いますが、空が厚い雲に覆われています。
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
館山道と側道のアンジュレーションが面白いと感じました。さすが広角、鉄塔が傾いて見えますw
D810, 70-300mm(195mm), f/10, 1/200, ISO280, 撮影モード絞り優先オート
大好き緑の稲穂です。決して上手くは撮れませんけど好きなんですよね。
D810, 24-120mm(24mm), f/10, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
早くもロケハンは終了して夕日を撮りに来ちゃいました。ブルーの夕日、これも大好きです。
D810, 24-120mm(48mm), f/13, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
夕日をキレイにしたら手前の影が潰れまくってしまいました。48mmということならPlanarで撮れば良かったです。持っていきませんでしたけどw
D810, 24-120mm(24mm), f/13, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
潰れるのなら、逆に使ってやれの精神でシャドーを入れてみました。
D810, 24-120mm(85mm), f/10, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
対岸に見える製鉄所をシルエットに空と海を撮ります。煙と雲が同じように見えるのでネガティブな印象を受けるかも知れませんが実際は違うと思います。微妙なグラデーションが素敵だと思います。
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/125, ISO2800, 撮影モード絞り優先オート
猫がいました。人が近づいても逃げる様子がないので慣れているんでしょうか。それでも怖がられるといけないので少し距離をおいて撮ります。望遠レンズに付け替える余裕はありませんでした。
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/125, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート
松ぼっくりで遊ぶ手前の猫が良い雰囲気を醸し出しています。
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/125, ISO1600, 撮影モード絞り優先オート
ちょっとだけ近づいてみます。向こうを向いている猫はジッと動きません。
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/125, ISO1600, 撮影モード絞り優先オート
若い人は分からないと思いますが、この猫の表情、ものまね芸人がその昔やっていた沢田研二さんの顔マネみたいで面白いと思いました。
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/125, ISO1800, 撮影モード絞り優先オート
猫らしくマイペースです。
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/125, ISO1400, 撮影モード絞り優先オート
さらに近づいてみましたら、臨場感が増してきました。
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/125, ISO3200, 撮影モード絞り優先オート
クルマの近くにずっといた猫です。夕日が当たっている部分が輝いて見えます。光る部分を拡大して見てみると高画素機で良かったと感じます。
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/125, ISO2800, 撮影モード絞り優先オート
松ぼっくりで遊ぶ猫に背を向けていた猫を撮りました。
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/125, ISO2800, 撮影モード絞り優先オート
猫画の最後ですが、カメラを始める前まで、この目が怖くて猫は苦手でした。ファインダーを通して見るようになってから猫も好きになりました。でも相変わらず犬派な私です。
D810, 24-120mm(58mm), f/10, 1/60, ISO110, 撮影モード絞り優先オート
船が規則正しく並んで停泊しています。
D810, 24-120mm(38mm), f/10, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
中の島大橋の柱をダイナミックに撮りたくてフレーミングしましたが、あまり上手く行きませんでした。そんなミスさえも帳消しにしてくれる気にさせる青空です。
D810, 24-120mm(65mm), f/10, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
雲の輪郭がキレイに光っていました。これも好きです。
D810, 24-120mm(120mm), f/10, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
キレイだったので標準ズームのテレ端で撮ってみました。個人的には引いたほうが好きです。
今回は以上です。
今回、ロケハンとしては収穫なしでしたが、天気が良かったこともあって結構好きな風景が撮れました。世間では“映え”(ばえ)なんていう言葉が流行っています。決して映えは否定しませんけど、何気ない日常の風景を美しいと感じる感性は、死ぬまで持ち続けたいと思います。
斜め構図ばかりで撮っている人や、映えな写真ばかり撮っている人は、普通の写真では物足りなくなってしまうんでしょうか。人は同じことを続けているようでも気持ちはエスカレートしていくので、常に物足りなくなってしまうんでしょう。
まあ好きなんだったら、それでも良いんでしょうが、そういった手法はあまり長くは続かないと思います。偉そうなことは言えませんが、斜め構図も映えも、その部分ばかりを見るのではなく、被写体を俯瞰で感じることができると良いと思います。
結局、三脚を使う事はできませんでしたから、次の機会に三脚を絡めた撮影ができると良いと思い、次の計画を練っていました。そうしましたら前売り券で買っていた埼スタの試合が近づいていることに気づきました。
試合はナイターなので帰路につく道すがら、深夜の都内で三脚を使って撮影をしようと計画しました。
ということで次回は、埼スタでの浦和レッズvs鹿島アントラーズの試合を撮影した画像をご紹介します。
宜しければまたお越しください。
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