業界のメインストリームから一気に隅に追いやられた一眼レフ & 良い思い出がない富津の秘境でまた何も撮れなかった。
価格:306,100円 |
最近では、大手メーカーが挙ってフルサイズセンサー搭載のミラーレス機を発表しています。そのせいで新製品情報のほとんどが、フルサイズミラーレス対応のレンズだったり、カメラ本体だったりしているカメラ業界です。
私が愛用しているニコンも、4月19日にZマウント対応のレンズ「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」と、「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」を発売予定だと発表しました。
まあ正直、Zマウントを見てしまうと、これまでのFマウントとの差が歴然としているので、メーカーがそちらに注力するのも仕方ないと言わざるを得ないですけど、もちろん一眼レフならではの良いところもたくさんありますから、そういったところをお伝えしたいところです。
これまでカメラ業界のメインストリームにいたはずのデジタル一眼レフカメラは、あっという間に業界の隅に追いやられてしまった感もあります。ですが私は一眼レフを使っている限りw、愛用の一眼レフで撮った写真を、これからもこのサイトでご紹介していきます。
とは言っても、ここまで一眼レフの情報が少なくなっては、この冒頭語りのネタもあまりありません。そういうことですから冒頭ネタがない時には、撮影ネタのみで記事を更新することも増えそうです。
さて、ある日Facebookを見ていましたら、知人が富津市にある梨沢不動滝に行ったということを、写真とともに紹介していたのを見て、ちょっと行ってみようか、と思い立ちましたけど、富津の秘境系には良い思い出がない私は嫌な予感がしました。
私が富津の秘境に感じる違和感は、行政と地元住民の大きな意識の差です。正直に言うとどちらの気持ちもわかります。ただ、他の場所ではそういった印象を感じることはあまりないので、こんな感覚になるのかも知れません。
ですが、富津でも秘境系以外では良いところが多いので、撮影スポットとしてオススメできる地域ではあります。あえて秘境系に行くという人は自然を甘く見ないこと、思ったよりも命がけだということ、そして地元の人には好かれないという覚悟と自己責任で行ってください。
今回の梨沢不動滝は、そう遠くはない場所のようなので、ロケハンでもするような軽い気持ちで行ってみることにしました。←ここで上述した文と矛盾していますけど、私はそこに覚悟をしたくなかったので、無理せずに引き返してきました。
ということで早々に引き返してきてしまったために結果は出せませんでしたので、画像枚数も少ないですし見どころもほとんどない。そんな今回の記事です。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshopCCを使用しています。
D810, 24-120mm(24mm), f/6.3, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
軽自動車がやっと通れるような道を進みます。曇り空ということもあって、どんよりした雰囲気が漂います。
D810, 24-120mm(120mm), f/6.3, 1/125, ISO900, 撮影モード絞り優先オート
ヤブの隙間からサラサラと流れる川が見えます。水は透き通っていてとても綺麗です。
D810, 24-120mm(120mm), f/5.6, 1/125, ISO800, 撮影モード絞り優先オート
こういった場所ではよく見かけるトンネルです。トンネルの向こうもこちらとあまり変わらなそうです。
D810, 24-120mm(66mm), f/4, 1/80, ISO1000, 撮影モード絞り優先オート
荒削りな感じのトンネルの内壁です。開放にしましたけどISO感も上がり気味です。
D810, 24-120mm(52mm), f/4, 1/60, ISO560, 撮影モード絞り優先オート
昼間といえど、こういった暗めの場所では、光の入り具合を見ながら撮影ポジションを取って撮影すると楽しめるかと思います。
D810, 24-120mm(52mm), f/4, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
この看板を見て驚きました。これは梨沢渓谷の案内図ですけど、周回ルートが全長11km、所要時間5時間30分で、単独の散策は止めるよう促している本格的な沢登りルートだということです。そして軽装の場合には片道40分の不動滝までにした方が良いと書かれています。今回の私の目標は不動滝ですので、躊躇しながらも進んでみようと思いました。
D810, 24-120mm(98mm), f/4, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
不動滝に向かって歩き始めるとデッカイ倒木が道を塞いでいました。でもここは問題なく通り抜けます。
D810, 24-120mm(24mm), f/4, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
いきなりというか気持ち的には唐突に渓流に入りました。ん?これを進むのかな?道はありません。
D810, 24-120mm(44mm), f/4, 1/80, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
んーこれが沢登りルートってやつですか。道はないようです。
D810, 24-120mm(34mm), f/4, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
案内図にあった反対側のルートにも行ってみます。こちらは道が続いていますが、、、
D810, 24-120mm(95mm), f/6.3, 1/100, ISO140, 撮影モード絞り優先オート
ロープが張ってあって「罠設置危険、あぶないからはいらないでください」と書いてあります。
D810, 24-120mm(98mm), f/6.3, 1/100, ISO250, 撮影モード絞り優先オート
有害鳥獣捕獲等と書かれた看板に、イノシシ50頭、シカ50頭と書かれてありました。そしてトラロープです。残念ながらここで終了のようです。
D810, 24-120mm(55mm), f/6.3, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
諦めてクルマに向かって歩き始めて、振り返って案内看板を撮りました。
D810, 24-120mm(120mm), f/6.3, 1/125, ISO320, 撮影モード絞り優先オート
アスファルトの道をフラフラと歩いていたら、赤い鳥居が見えました。
D810, 24-120mm(38mm), f/6.3, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
実際に点くのかは知りませんけど行燈もありました。
今回は以上です。
足を運ぶ動機になったFacebookには、スーパーカブで行ったと書いてあったので、結構安直な気持ちで出向きましたけど、道や事情を詳しく知らない私には無謀だったと思います。
長靴も持っていたので、あの渓流を進む選択肢もあったと思いますけど、単独の散策は止めたほうが良いと書かれていましたし、そこを無理に進んでもそこから行ける保証はありませんでした。何より、いい歳して人に迷惑をかけるようなことはしたくなかったので、思いとどまりました。
あまり気は進みませんけど、もし次に行くことがあるとしたら、地元の人や詳しい人と話して情報を仕入れてから行こうと思います。想像ですけど、全長11kmもあるルートなので、他の入口もあるはずです。
後日、Facebookとは違う人に今回のことを話したら、渓流をクルマで走っていくような人もいるらしいです。そんな話が聞けるとは意外でしたけど、事の真偽はともかく、もっと情報を集めたほうが良いと思いました。
撮影失敗写真もご紹介するスタンスのこのサイトですけど、ロケ撮影全体の失敗はそれほど多くなかったと思います。今回はそんな珍しい一日をご紹介してしまいました。そんな日のあとの撮影では、少なからず結果を出したいところですが。。。
次回は、銀座並木通りにある緑のポストを見に行ったついでに、芝東照宮まで歩いて撮影した画像をご紹介します。宜しければまたお越しください。
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