あるとないとじゃ大違い!道具で変わる月撮影
星の絶景を撮る (星・月・夜空の撮影術2)
田中達也 玄光社 2014-12-11
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今回の記事は一度に撮った写真ではありません。撮影結果はまったくのダメダメですが、いろいろ楽しい事がありましたので記事にすることにしました。
少し前の8月11日未明には「スーパームーン」が見られると言って、マスコミ等でも大きく取り上げられていましたので、撮影した人もいるのではないかと思います。ネットを探しても結構「スーパームーン」の話題に触れている記事もありますね。あ、ちなみにこの記事は月を撮影した記事ですが、スーパームーンとはまったく関係がありませんのでご了承ください。
そして9月にも同じような月が見られるそうで、次は9月9日らしいのですが朝だという話しもあってなんか笑えます。それでも前日夜の月は大きくて綺麗だと期待できるかも知れません。
私はと言いますと、そういった何年に一度!的なものにはあまり興味が無かったりします。現にこの記事もスーパームーンの全然前の話で、私に関してはそんな言葉さえ知りませんでしたから。
とある初夏の候、ツイッターを見ていたら「月が綺麗なので」というつぶやきを多く見かける日があって、自宅にいた私はちょっと外に出てみました。つぶやいていたフォロワーさんがどこから月を見ているのかは不明でしたが、木更津の空に見える月はそれほど綺麗には見えませんでした。
それでもカメラを持ちだして構えたのですが、撮った写真を見たらそれはもう笑っちゃうレベルです。これは月の写真に対する私のイメージが、あのクレーターが見えそうなくらい低彩度の写真だからだと思うのですが、捉え方によっては逆に面白い写真なのかもしれません。
今回は時系列が飛んでいて撮影日が違うので月の形も違いますが、4種類のレンズを使って撮影していますので、レンズ別に取り上げたいと思います。なお、画像はトリミングしているものもあります。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
まずはその時カメラに装着していたM氏から借りている50mm単焦点レンズで撮ってみました。
50mm, f/1.4, 1/1250, ISO3200
50mm, f/1.4, 1/1250, ISO3200(トリミング)
上の写真が撮ったままで、下がトリミング画像ですが、まあこうなりますよね。
50mm, f/1.4, 1/250, ISO3200(トリミング)
50mm, f/1.4, 1/50, ISO1100(トリミング)
月が小さくなってしまうので、雲を絡めて何とかカッコ良くならないかと考えて撮ったのがこの2枚です。
50mm, f/1.4, 1/60, ISO640
あえてトリミングしなかった写真です。雲の感じが雰囲気あると個人的には思っている日の丸構図の一枚です。
50mm, f/2.8, 1/8, ISO800
これは家に戻って網戸越しに撮った写真です。クロスフィルターみたいな雰囲気の写真になっていて画像を確認した時には笑いました。
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AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
次はズームキットに着いてくる標準ズームで撮った写真です。
18-55mm(55mm), f/5.6, 1/30, ISO800
18-55mm(55mm), f/5.6, 1/30, ISO800(トリミング)
これは別の日に撮った満月ではない月です。まあ、これもこうなりますよね。。。
ニコン 2008-02-22
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AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
最近ではもっぱらメインレンズになっている単焦点35mmです。これは一番上の50mmと同じような感じだと簡単に想像できます。
35mm, f/1.8, 1/30, +2EV, ISO900(トリミング)
想像通りですが、雲の立体感が良い感じに出ています。
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AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR
この撮影は、MOTO君やTさんなどの「#BOSO写真部」のみんなと撮影しようと集まって、行きつけのラーメン屋さんで食べた後、これから撮影に出掛けよう。という時に店から出たところで駐車場から見えた月を撮ってみようと、上の標準ズームで撮り始めたのですが思ったようには撮れません。
「こりゃあズームレンズがないとダメだなぁ」なんて言ってたらMOTO君が「使ってみます?」って言って貸してくれたのが、「AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR」でした。
(このレンズはD5200のダブルズームキットではなくD5300を使っているMOTO君のお父さんからの借り物のようです。)
「じゃあ、ちょっと借りても良い?」「どうぞどうぞ」なんていうやりとりの後、レンズを付け替えて狙ってみると「おーーー!」っていってその後は笑ってしまうほどファインダーで覗いている月が寄ってきます。
初めて使った300mmのズームはプルプル震えちゃってなかなか止まってくれません。しかし「エイヤ!」っと撮ってみたら、さすがのVR!初心者でもちゃんと撮れちゃいました。
55-300mm(300mm), f/5.6, 1/30, +2EV, ISO100
ちょっと明るすぎました。けれど凄いです!やっぱり道具は大事だと感じた瞬間でしたね。こればかりはテクニックではありません。道具です。
55-300mm(300mm), f/5.6, 1/80, ISO100
55-300mm(300mm), f/5.6, 1/80, ISO100(トリミング)
こんな感じの写真をイメージしていたのでもう満足です。満月も迫力があって良いと思いますが、個人的には欠けた月というのも趣があって良いと思います。
ニコン 2010-09-02
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今回は月の撮影にスポットを当てまして4種類のレンズを使ってみました。本当は何種類かの望遠レンズを比べてみたかったところですが、それでもいろいろ撮れたので楽しかったです。
月の撮影には、やはりそれなりの道具が必要なのだと理解しました。
次回はずっと借りっぱなしだった50mmの単焦点レンズを返しにMさんのところへ行った時の話です。
宜しければまたお越しください。
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