センスは知識からはじまる

水野 学 朝日新聞出版 2014-04-18
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by ヨメレバ

最近、あちらこちらで写真の構図に関することが書かれているサイトを見掛けます。そういったサイトには「こうしとけ!」とか「こうやっとけば間違いない!」的な事が書かれていることが多いです。
 
これに従ったからと言って良い写真が撮れるわけではないと思いますが、こういった記事には一斉に批判が飛び交ったり、簡単に炎上したりもします。それが目的かもしれませんからここではその記事アドレスは貼りません。
 
カメラをやっている人で、道具は揃えた、経験も積んだ、という人でもあまり語りたがらないのが構図だったり、センスの領域だと感じます。
 
これは最終的に評価するのが自分ではないことも多く、センスが良いとか悪いとか言うのは見ている人の好みが担っている部分が大きいというところがあると思います。
 
でもこれは半分建前で、経験や学びに裏付けられた最適化能力というものは必ず存在します。ですから経験と学びを積んでいくとその人の持つセンスも変化していくものだと思います。
 
知識と感覚のバランスとはとても難しいもので、知識や経験を持っていてもそれを最適化して表現できないと意味が無いんですね。
 
ですから知識として日の丸だとか二分、三分、四分とかの分割、または対角線などの構図を知識で知ってはいても、被写体や背景、また光の方向などを踏まえて現場で最適な選択ができなければ、決してセンスが良いとは言えないと思います。
 
そういったことを踏まえて、冒頭にあるような「こうしとけ!」や「こうやっとけば間違いない!」的な解釈はあまり宜しくないと言わざるを得ませんね。
 
知識は素直に受け入れながら経験を積んでいくことが重要なんでしょう。たまに自分がまるで完成形だと言わんばかりの人がいますが、そういった人は完全にオワコンです。
 
なんでもそうですが、言ってもわからない人ってのはいますからね。きっと生きている次元が違うんでしょう。『私は今、こんなところで、他人の人生に、立ち止まって、いいねなんて言っている、場合じゃない。』byトヨタ エスクァイア(これを使いたかったw
 
とは言いつつ、Instagramでは毎日「いいね」している私ですw
 
私は自分のセンスに自信があると外では決して言いませんが、これまでそういった分野でなんとか食べてきました。ここであまり自信の無いようなことを書くと、クライアントさんに申し訳がないのでこのくらいにしておきます。
 
仕事では常に自分の感性を他人に量られている私ですが、写真撮影はまだまだ始めたばかりですから、自分の頭の中のイメージを画像に残せるようにこれからも頑張って行きたいと思います。
 
 
さて、前回記事の「東金市の雄蛇ヶ池をグルっと歩いて新緑撮影(前編)」の続きです。
 
前回記事でご紹介した範囲では、まだ全体の半分も歩いていない状況で、実は渋谷〜六本木の時のことで歩きに自信を失いかけていたので、靴はいつもの歩き靴でしたし距離もそれほどとは思えなかったのですが、ちょっとだけ辛くなってきていました。
 
どの辺りを歩いているのか、どこまで進んでいるのか分からなくて、戻ろうか進もうかと思案しながら歩いていました。そうしたら池の畔でお弁当を食べている釣り人らしき人を見つけました。
 
話しかけてみると「まだ半分まで来ていませんよ、一周まわると4キロ以上あります。」と言われました。とっさに「戻ろう!」と思ったのですが「あの辺りが中間地点です」と、それほど遠くないように感じるけれど、池の向こう側にも思えるところを指差して言われたので、戻らずに進むことにしました。
 
自分のこととはいえ人の感覚というのはいい加減なもので、その後はサクサクと進んで思っていた以上に早く戻れました。
 
 
撮影は愛機ニコンD7100、レンズは標準ズームレンズ(AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR)、単焦点35mmレンズ(AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G)と、望遠ズームレンズ(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)を使っていて、撮影時にはWBはオートですがRAW現像の際に変更(ニコン純正CaptureNX-Dを使用)していることがあります。
 
 
雄蛇ヶ池14
35mm, f/4, 1/400, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-1.0EV, WB晴天, ピクチャーコントロール風景)
 
お弁当を食べていた釣り人と会った辺りです。船が着けるようなデッキなどもあります。
 
 
雄蛇ヶ池17
35mm, f/11, 1/30, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.3EV, WB曇天, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
自然が織りなす光と影が絶妙だと感じます。結構な風が吹いていて水辺に何かが流れ着いています。
 
 
雄蛇ヶ池18
35mm, f/11, 1/6, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.6EV, WB曇天, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
シャッタースピードが遅くてブレ気味ですが、木の幹のところ、横一直線に傷がついているように見えますが、傷ではなくて花粉のような種のようなものが、すごい勢いでたくさん飛んでいました。しかしこんな中で弁当食ってるあの釣り人は凄い!と関心しました。
 
 
雄蛇ヶ池19
35mm, f/11, 1/30, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.3EV, WB曇天5000k, ピクチャーコントロール風景)
 
なんか迫力ある木を見つけました。幹に陽の当たっているところを強調したいと思いました。
 
 
雄蛇ヶ池20
18-55mm(18mm), f/11, 1/60, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.5EV, WB曇天5500k, ピクチャーコントロールスタンダード)
 
広角を使って引きで撮ってみました。同じ被写体でも画角が変わると印象も変わりますね。この画では右の木のシルエットがキモですw
 
 
雄蛇ヶ池21
18-55mm(18mm), f/10, 1/200, ISO100, シーンモード風景
(RAW現像時:-0.5EV, WB晴天4500k, ピクチャーコントロール風景)
 
丁度真ん中あたりで広角を使って広い景色を撮ります。白っぽい空を青くしようと色作りをしていますが、ちょっとやり過ぎましたかねw
 
 
雄蛇ヶ池22
18-55mm(18mm), f/9, 1/100, ISO100, シーンモード風景
(RAW現像時:-0.6EV, WB晴天, ピクチャーコントロール風景)
 
同じ立ち位置で右にパンした画像がこれです。水面の深い緑が黄緑になって茶色っぽくなっていきます。空は白っぽいですが、黄緑の木に注目してみました。
 
 
雄蛇ヶ池23
18-55mm(30mm), f/4.5, 1/80, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.5EV, WB晴天4500k)
 
ジャングルの雰囲気を感じた時からこういった写真が撮りたかったです。下手なので100%思った通りにはなりませんでした。勝手なイメージですが、アニメ「風の谷のナウシカ」の腐海の底に芽吹いた植物をイメージしました。
 
 
雄蛇ヶ池24
18-55mm(48mm), f/5.6, 1/80, ISO100, 絞り優先オート
(RAW現像時:-0.5EV, WBオート1,3500k, ピクチャーコントロールニュートラル)
 
陽が当たっているところと日陰のところがあるけれど、幹の表面のディテールは表現したかった画です。なんかカメラを始めてからこんな景色をよく見る気がしますw
 
 
雄蛇ヶ池25
18-55mm(28mm), f/4.5, 1/20, ISO100, 絞り優先オート
 
ここからはファイン撮影です。自然に倒れたようにみえる倒木です。他の幹とのコラボでアルファベットのNに見えますw
 
 
雄蛇ヶ池26
28-300mm(300mm), f/6.3, 1/125, ISO100, 絞り優先オート
 
猫と目が合いましたが、多分お互いにビビっていますw 手前ボケでファンシーな感じが出ていますが、心のなかは穏やかではありません。カメラを始めてから猫の写真も結構撮っていますが、白状すると私は犬派でして猫はあまり得意ではありません。猫は遠くで見ているぶんにはとても可愛いと思いますので、望遠で撮るのが一番安心できます。
 
 
雄蛇ヶ池27
28-300mm(28mm), f/4.5, 1/30, ISO100, 絞り優先オート
 
終わりの方に来てなんですが、こんな感じの道をずっと歩いてきました。
 
 
雄蛇ヶ池28
28-300mm(300mm), f/6.3, 1/250, ISO100, 絞り優先オート
 
ラスボスに行く手を塞がれましたw お互いに動けません。よく見るとこの猫は右目が開かないようです。#BOSO写真部のgarakutaさんだったら病院に連れて行くところでしょうが、私はあまり近づけません。
 
 
雄蛇ヶ池29
28-300mm(300mm), f/6.3, 1/200, ISO100, 絞り優先オート
 
ジワジワと自分的にはかなり近づきましたが、それでも300mm(35mm換算で450mm)ですw ズカズカと歩いて怯えさせるのも嫌なのでにらめっこが続きます。
 
 
雄蛇ヶ池30
28-300mm(300mm), f/6.3, 1/250, ISO100, 絞り優先オート
 
おっと、他に興味を移してくれたようで、このあとラスボスはゆっくりと歩き去って行きました。今日のところはこんなもんで勘弁しといてやろう(俺がw
 
以上でこの日の撮影は終了です。
 
 
このあと千葉市内に向けて走り始めたら、いきなり警告音が鳴ってメーターパネルの警告灯が点いて、それはそれは驚きました。しかし匂いも異常がないし異音もしない、ということで「壊れたら壊れたで仕方ない」という覚悟でそろそろと帰りました。
 
そろそろと、とは言っても他車に迷惑を掛けるようなスピードではなく、気持ちだけ“そろり”としながら普通に帰りました。
 
さて、どうしようかな。と、翌日クルマに乗りましたら、まるで何もなかったように普通でした。さすがにパスタの国のグローバル戦略カーだと思いましたが、プロに診てもらわないといけません。
 
東金から遠くへ行く気になれなかった予感が悪い意味で当たってしまったということでした。これから暑くなりますからさらに思いもよらないトラブルが起こることもあるでしょうけれど、あまり気にしませんw
 
そんなこんなで思わぬ終わり方をした一日でしたが、新緑の見られた雄蛇ヶ池は楽しかったです。
 
 
宜しければまたお越しください。
 
 

 
 
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