写真甲子園を特集したテレビを見た & 空となにかをテーマに田舎道を走って撮ってきた(1)
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写真甲子園を特集したテレビを見た
もう随分前になりますが、何かのバラエティ番組のコーナーで「写真甲子園」を扱っていました。途中からでしたが、写真に関わる内容のようでしたからちょっと見てみました。
野球やサッカーなど、明確な勝敗が決まるスポーツ競技と違って、写真は感性の部分を表現して競うわけですから難しいですよね。感性のみではなく技術的なことや構成なども見ますから単純な話ではないでしょう。
1994年に始まった全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」は
全国の高校写真部・サークルに新しい活動の場や目標、
そして出会い・交流の機会を提供し、高校生らしい創造性や感受性の育成と活動の向上をもって、
学校生活の充実と特別活動の振興に寄与することを目的とした大会です。
(写真甲子園について|写真甲子園2022より転載)
「写真甲子園」は、以前にこのサイトでも取り上げたことがある漫画「東京シャッターガール」でも出てきますし、映画「写真甲子園 0.5秒の夏」という作品もあります。
北海道「写真の町」東川町を舞台に同一条件で撮影して競い合うという大会で、高校の写真部員にとっては最大の舞台といえるでしょう。
私の感想は、ストイックに高みを目指して撮影する高校生たちがとても眩しく見えました。個人的には感性のものに優劣をつけるのは好きではありませんし、コンテストは得てして審査員の好みで決まってしまうものだと思っているので、結果は気になるでしょうが気にしないで良いと声をかけたいです。
写真は時間と場所が合致していないとその瞬間は捉えられませんが、被写体とのコミュニケーションやアイデア、さらに自分なりの表現を加えることで、よりオリジナリティ溢れる撮影ができると思います。そして納得がいく撮影ができるまで諦めない姿勢には感動しました。
見ていて興味深かったのは、学生なので人は入れ替わっていくんですが、それでも伝統みたいなものは確実に受け継がれていくことで、地域性もあるかもしれませんが、各校の個性が感じられました。
若者の熱が感じられる大会で、リアルタイムでその熱を感じたいと思いました。そして繰り返しますが、感性のものについて、順位などつけるのはナンセンスだという気持ちは変わりません。
しかし、順位をつけることで、大会へのモチベーションだったり取り組み方が変わると思うので、そういうものだと思うようにします。だからといって、落選したとしても気にすることはないと思います。
ただその大会と審査員に合わなかっただけ、そのくらいで受け止めて、自信をなくしたり、写真を撮るのが辛くなったりはしないで欲しいと願います。
とても良いエネルギーを感じて、おじさんも刺激を受けました。
空となにかをテーマに田舎道を走って撮ってきた(1)
真夏の期間は撮影活動休止といいますか、思いっきり消極的になる私は、毎年真夏の時期は撮影せずに過去画を紹介しながら秋を待つ、というスタンスでいつもは活動しています。
しかし今年については画像のストックがないので、サイトを休止する事態になってしまいました。で、ふと考えていたら、前回のシリーズ「万葉ロード」の最後の方で撮った画を思い出しました。
それは記事でも最後の方で掲載した
この画でした。
これは自分でも結構気に入っていて、青空と緑、そして軽トラが良い雰囲気だと感じていました。この画は初夏なのですが、こういった写真を真夏に撮ってみたいと思いました。
でも真夏に歩き回ると死んでしまいそうなので、スポットの近くまでクルマで行って、ちょっと撮ったら移動して、といった感じでウロウロしてみることにしました。
ただ、クルマで走っていると「あっ」と言う間に通り過ぎてしまったり、クルマを停める場所を探すのに苦労したりと、相変わらず撮影以外の苦労がありました。
そして、撮影した日も8月の末だったので、真夏というよりは残暑だったので思ったような空は撮れませんでした。そんな撮影でしたが、2回に分けて撮影した画をご覧いただこうと思います。
テーマは「空となにか」で、空と看板だったり、緑だったり、道だったりを撮りました。私のことですからテーマから外れることも多々ありましたし、前述したようにイメージとは違う部分も多かったですがどうぞご覧ください。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2022を使用しています。
D810, 24-70mm(70mm), f/7.1, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
家の近所の郵便局の看板からスタートです。
D810, 24-70mm(24mm), f/7.1, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
これも「空と看板」です。ローカルバンク「ちばぎん」の駐車場です。空を強調したら看板が陰ってしまいました。
D810, 24-70mm(70mm), f/7.1, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
なんか仮設足場で組まれた危ない感じの階段を見つけました。「空と仮設足場」です。
D810, 24-70mm(36mm), f/7.1, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
抜け道的な細い歩道です。でもこれは「空と隙間」というイメージで撮りました。
D810, 24-70mm(34mm), f/7.1, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
木更津駅前のバスターミナル脇の歩道です。これは「空と歩道」でしょうか。
D810, 24-70mm(70mm), f/7.1, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
背の高いビルは少ない木更津ですが、同じくらいの高さのビルが並んでいました。「空とビル」ですね。
D810, 24-70mm(70mm), f/7.1, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ここでテーマから外れます。格子とその奥に見える非常階段を見て撮りたくなりました。メッキの送水口がアクセントになっています。
D810, 24-70mm(48mm), f/7.1, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
テーマから脱線中です。いろいろな直線、そして光と影が見えます。
D810, 24-70mm(58mm), f/7.1, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
毎日通る交差点ですが、なんか初めてくらいにマジマジとゲートを見ました。いつも撮るゲートといえば埼スタなんですが。。。
D810, 24-70mm(62mm), f/7.1, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
歩行者が少ない閑散とした時間帯の駅前通りです。「空と駅前通り」といった感じですかね。
D810, 24-70mm(58mm), f/7.1, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
移動して、見るからに場面が変わって、これは農道ですかね。「空と行き交う電線」って感じです。
D810, 24-70mm(70mm), f/7.1, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
これも情報量が多い画になりました。懐かしいホンダの看板が印象的だった踏切手前の交差点です。題して「空とホンダウィング」です。
D810, 24-70mm(48mm), f/7.1, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
踏切の手前を曲がるとJR久留里線の無人駅「東横田駅」があります。しかしこの目線だと線路も見えないので駅感はないですね。で、これは「空とスロープ」です。
D810, 24-70mm(70mm), f/7.1, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ここからだとホームらしい感じですが、それでもやはり駅感は薄いです。そしてこれは「空とミラーの後ろ姿」です。
D810, 24-70mm(70mm), f/7.1, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
やはり線路が見えると印象が全く違いますね。そしてまっすぐな線路が良いです。「空と無人駅」ですね。
D810, 24-70mm(70mm), f/7.1, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
こちらはカーブしている線路が良いです。「空と線路」でした。
D810, 24-70mm(70mm), f/7.1, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
カーブミラーの鏡にも電柱が写っているのが印象的でした。それと電線とか電柱とかこれも情報過多ですが、「空とミラー」です。
D810, 24-70mm(70mm), f/7.1, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
緑が良い感じに広がっていましたが、雲が多くて残念でした。「空と緑」です。
D810, 24-70mm(70mm), f/7.1, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
クルマでの移動中に車中から撮りました。面白い交差点だと思いました。「空とY字路」です。
D810, 24-70mm(70mm), f/7.1, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
これも車中から撮ったんですが、信号が青に変わっちゃいました。まあ後ろには誰もいませんでしたけどね。「空とローカル駅」のイメージです。
今回は以上です。
冒頭でも語っていますが、撮影には時間と場所が大事です。そしてタイミング、これは特に自然を相手にするのであれば、撮影する上で大事な要素になります。この企画を最初に思いついた時には空には入道雲のイメージがありました。
さすがに8月の終わり近くになると、夏らしい入道雲は見られなくなってきます。ちょっとそれらしい雲が写ったとしても、やはり狙っていたそれとは違います。そして撮り損なうと、次は翌年以降とか先になっちゃいます。
やはり撮りたいもののイメージができたら、タイミングを逃さず撮る意識を持つことが大切だと感じました。そしてもしも狙いが外れたからといって全く撮れないわけではなく、その環境の中で興味を惹かれるようなものを探せば良いのだと思います。
とりあえず今年もやっと涼しくなってきましたが、週末になると台風が来て大雨が降ったりと、今のところなかなか思ったように撮影できない状況になっています。それでもいくつか撮りに行きたい場所があります。
真夏の撮影では暑さのせいで動きが限定的になってしまいますが、冬は冬で積雪や路面の凍結などのせいで、行きたくても行けない場所があります。秋は1年の中でもとても撮影しやすい気候だと思うので、この秋はちょっと頑張りたい気持ちでいます(今のところはw)
紅葉スポットとかは異常に混みそうなので、なるべく行きたくはないですが、ちょっと行きたいスポットと被るところもあるので考え中です。さてどうしようかと思案に暮れる毎日でした。
次回も「夏の空と何か」をテーマにクルマを走らせた2回目です。宜しければまたお越しください。
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