人混みとインスタ画像のコテコテ化 & 勝浦市の鵜原理想郷で明け方に撮影(2)




 

人混みとインスタ画像のコテコテ化

 
土曜日に新宿に行ってきました。新宿にはこれまで何度か行って撮影してきましたが、土曜日のお昼ごろに行くのは珍しいと自分では思います。木更津から高速バスで片道1600円、バスタ新宿に1時間半くらいで着きました。
 
その際にも撮影してきましたが、ご紹介するのは次の次のシリーズになりますので、もう少しお待ちいただければと思います。
 
休日の大都会は凄かったです。って、行ったことがない訳ではありませんが、カメラを持ってウロウロするのにはあまり適していないと感じました。元々人混みは苦手なんですが、人に酔ってしまう感覚になります。
 
若い頃にはそれほど感じなかったのですが、年令を重ねて田舎に引っ込んでスローライフなどをしていると、大都会の喧騒がだんだん苦手になってきたようです。ですので、2時間足らずの滞在でさっさと帰ってきてしまいました。
 
それにしてもカオスな世界でした。右へ左へと行き交う急ぎ足の人に、周辺地図やスマホを凝視して動かない人、拡声器での献血のお誘いに、政治系の街宣、大型ディスプレイからは知らないアイドルのMVが大音量で流れていると思ったら、結構近くでストリートミュージシャン。
 
これをカオスと呼ばずになんと呼ぼう、ってな感じで、耳に入ってくる情報量が多すぎて、思わずワイヤレスイヤホンの音量を上げたくなるほどでした。
 
それぞれの人々がそれぞれの目的で(目的のない人も大勢いる)、とはいえ同じような場所に集まってきている事象は、日本人(人間?)の特性というようなものを感じます。
 
コロナ禍で改めて気づいたのが、日本の人口が1億2千5百万人(令和3年10月時点)で、東京都の人口が令和4年3月時点で1397万人ということで、それほど大きくない日本の国土の中の小さい東京都に日本の人口の1/10以上の人が住んでいる訳です。
 
これだけ集まっていればいろいろなことが起こるのも道理なのでしょうが、こんなカオスな光景が毎日のように繰り広げられているのは、中にいる人は日常なんでしょうけれど、外から見ているとおかしなことです。
 
話は変わって、私はカメラを始めた2ヶ月後くらいからInstagramを始めました。なのでインスタ歴というのもデジイチほどではないのですが、結構長くやっています。
 
インスタを始めた頃は他の人が撮った写真を見たかったのですが、最近では投稿するときのみアプリを起動しているという、義務感に近い感覚で、楽しんでいるかと言えばあまり楽しくはありません。
 
以前にこのサイトでも話しましたが、YoutubeもInstagramも、芸能人が挙って頑張りだした辺りから面白くなくなってきますね。以前は個性的な構図や色使いのカメラ愛好家の写真を見ていましたが、最近はなかなか出会えなくなりました。
 
女優やアイドルの投稿や、その人達の写真(といっても自分で撮ったものではない)を投稿している人が、いいねを稼いでいるのは仕方がないとは思いますが、そのお蔭で個性的な写真を見る機会が極端に減りました。
 
フォロワー数やいいねの数、またはインタレストマッチなどで閲覧機会とか可能性を思いっきり狭まれている昨今では、面白みが失われていくのは当然で、素人さんの写真の場合は同じような派手な写真ばかりが上がっています。
 
そんなコテコテの夜景やら、街撮りでも古ぼけた店の写真を何枚も撮っている投稿など、申し訳ないですが、そんなものを見ているくらいなら美しい芸能人を見ている方が目の保養には間違いなくなります。
 
ただその芸能人が、また大して面白くもないYoutubeチャンネルを始めるので、Youtube上は大渋滞、みたいな現象になってきます。ストーリーズやリールでも、いいねや閲覧数を意識した動画ばかりで、みんな同じような感覚に見えます。
 
しかしそういった没個性が時代を作り出したりもするので、クリエイティブな仕事をしている視点からはバカに出来ません。ただ、表現者の自分としては見てくれる人を気にして撮ることはありません。(最初の頃はちょっと意識したこともあります…)
 
やはり自分の感性は崩さないようにしていないと自分がなくなってしまう。そう強く思っている私でした。
 
 

勝浦市の鵜原理想郷で明け方に撮影(2)

 
「SNAPJOINT SET」を使いたいためにまん延防止等重点措置が終わっていない中、急遽勝浦市の「鵜原理想郷」で撮影した画像をご紹介する2回目です。
 

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ハイキングコースというだけあって、歩きながらの撮影には良いスポットでしたが、そうであればもう少し日が昇ってから行ったほうが、撮影には適していたのではないかと思います。
 
凸凹した路面を重いカメラバッグを担いで歩いていたので腰が痛くなってきました。この日は24-70mm以外にも2本のレンズと三脚も持っていましたが、結局使いませんでした。
 
そんな「鵜原理想郷」での撮影ですが、前回は明るくなる前〜明るくなってきた時間帯での撮影でした。今回はその続きで、海や空を多く撮りました。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2022を使用しています。
 
 
鵜原理想郷23
D810, 24-70mm(34mm), f/2.8, 1/40, ISO450, 撮影モード絞り優先オート
 
岩場と海、そして複雑な色を醸し出している空です。
 
 
鵜原理想郷24
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/25, ISO110, 撮影モード絞り優先オート
 
あくまでイメージですが、なんとなく山頂のような画になりました。(画像はイメージです。ってのは若いヤングみたいなもんですかねw)
 
 
鵜原理想郷25
D810, 24-70mm(40mm), f/2.8, 1/40, ISO140, 撮影モード絞り優先オート
 
足を捻ったりしないように足元を確認しながら近づいていきます。
 
 
鵜原理想郷26
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/80, ISO450, 撮影モード絞り優先オート
 
なんてったってこの足元です。
 
 
鵜原理想郷27
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/80, ISO360, 撮影モード絞り優先オート
 
それほど厳しい環境ではありませんがブレました。
 
 
鵜原理想郷28
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/25, ISO125, 撮影モード絞り優先オート
 
見る方向によって、まるで別の場所のような光加減です。
 
 
鵜原理想郷29
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/25, ISO280, 撮影モード絞り優先オート
 
深いブルーの海と地球(レンズ)は丸かった的な水平線が印象的です。
 
 
鵜原理想郷30
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/30, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
雲の厚さによって光の漏れ具合が違って美しいです。
 
 
鵜原理想郷31
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/80, ISO800, 撮影モード絞り優先オート
 
切り立った崖が格好良いです。波はそれほど荒くはありませんでした。
 
 
鵜原理想郷32
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/25, ISO280, 撮影モード絞り優先オート
 
水面からちょっと出ている岩場が島のようでした。周辺の光量落ちが目立っています。
 
 
鵜原理想郷45
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
自然って美しい、そう感じる景色です。
 
 
鵜原理想郷33
D810, 24-70mm(60mm), f/2.8, 1/60, ISO180, 撮影モード絞り優先オート
 
かすかに太陽が見えました。左に見えるのはかつうら海中公園です。
 
 
鵜原理想郷34
D810, 24-70mm(32mm), f/2.8, 1/30, ISO220, 撮影モード絞り優先オート
 
なんか立体的に見えます。このまま太陽が見えて昇ってくると良いのですが。
 
 
鵜原理想郷35
D810, 24-70mm(44mm), f/2.8, 1/50, ISO360, 撮影モード絞り優先オート
 
真下に見えた岩を撮りました。
 
 
鵜原理想郷36
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/80, ISO220, 撮影モード絞り優先オート
 
テレ端でもう一度太陽を撮ります。太陽の上の方に雲が掛かっています。
 
 
鵜原理想郷37
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/60, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
これは太陽は見られないな、と思い目線をずらすと、海が光のカーテンみたいに見えてアガりました。
 
 
鵜原理想郷38
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
上の写真から約10分後です。10分でこんなに変わるんですね。太陽は見えませんが、これはこれでドラマチックです。
 
 
鵜原理想郷39
D810, 24-70mm(24mm), f/2.8, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
振り返って見下ろすとこんな感じです。向こう側に見える家が気になりました。
 
 
鵜原理想郷40
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/125, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
こういった観光地では定番と言える幸せの鐘系の鐘ですが、どこにも書いてなかった気がします。
 
 
鵜原理想郷41
D810, 24-70mm(70mm), f/2.8, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
反対側を見てみると「南房総勝浦」「鵜原理想郷」と彫られていました。
 
 
鵜原理想郷42
D810, 24-70mm(24mm), f/8, 1/40, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
明るくなってきたところで絞って撮りました。
 
 
鵜原理想郷43
D810, 24-70mm(24mm), f/8, 1/50, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
この日気に入った光のカーテン的な海面をまた撮ります。これは飽きません。
 
 
鵜原理想郷44
D810, 24-70mm(70mm), f/7.1, 1/100, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
これはカメラが間違えたと思いますが、いきなりアンダーになりました。
 
今回は以上です。
 
 
基本に忠実な人であればこういった歩きながらの撮影でも、ちゃんと三脚を使ったんだろうと思います。しかし手持ち撮影が自分スタイルと公言してはばからない私はブレる危険があっても手持ちでした。(特に今回は)
 
手ブレ補正があってもブレる時はブレます。手ブレ補正何段とかカタログや雑誌に書いてありますが、使っている時に実感することはほぼ無いです。
 
手ブレ補正を実感できる人もいるのかも知れませんが、少なくとも私には分かりません。正直言うと、いただき物のタムロン28-300mmは手ブレ補正がついていないので、garakutaさんからは三脚を使ったほうが良いと言われていました。
 
でも普通に手持ちで撮っていましたし、ちゃんと撮れた画もそれなりにあったと思います。そんな自分のことを棚に上げて、よいこのみなさんはまねしないでくださいね。なんてことは言いません。
 
確かに高画素機はブレやすいところはあると思いますので、コンテストで勝ちたいとか、写真を売りたい、という人は三脚を使って撮ったほうが良いと思います。
 
まあ手持ち撮影でも賞を取ったり、売れる人も当然いるのでしょうけれど、これは確率の問題でもあります。シャッターを切って手応えを感じてもブレていたり、ピントが合っていなかったりすると台無しです。
 
あと、インスタで夜景のコテコテ画を撮っている人は、ほぼ例外なく三脚を使っていると思います。夜景で光源が尖る画は絞って撮るので三脚は必須です。
 
などと言いながら、今日も三脚を持たずに出かける私でした。
 
 
次回も勝浦市の「鵜原理想郷」に行って撮影した画像をご紹介します。宜しければまたお越しください。
 
 

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