ニコン、おしゃレトロなミラーレス「Z fc」を発表! & 新緑を求めて富津公園を彷徨う(3)



ニコン Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キット 【2021年7月発売予定 発売日にお渡し】|カメラのキタムラネットショップ


 

ニコン、おしゃレトロなミラーレス「Z fc」を発表!

 
この前の日曜深夜に、このサイトを更新しようと時間を作って、下書きを始めたらサイトの反応がおかしくて、画像もアップロードできないという事態になりました。あれ?と思って、サーバー会社のサイトを見てみたら、、、メンテナンスに入ってしまったようでした。
 
いやー、参りました。最近はサーバー会社のサイトはあまり見ていなかったので、予告はされていたんでしょうけれど、自分としてはまさに青天の霹靂といった衝撃を受けました。(大袈裟ですね。。。
 
平日はなかなか時間が作れないので、なんとも言えない気持ちになっていたのですが、火曜日にニコンから新製品発表のメールが来ましたので取り上げてみたいと思います。
 
新製品とは、ニコンの誇るZマウントミラーレスカメラのZシリーズに新たなラインアップ「Z fc」が登場しました。ニコンフィルムカメラの名機「FM2」をインスパイアした外観に、最新のZシリーズミラーレスカメラを融合させたAPS-Cミラーレスカメラです。
 
フィルムカメラを彷彿とさせるレトロなデザインは、男女を問わずおしゃれさんたちに人気が出る予感がします。これまで「Nikon 1 J5」などもレトロな雰囲気を持っていましたが、「Z fc」の外観のやりきった感はちょっと別格な雰囲気です。
 
一眼レフカメラの「DF」と比べるのはちょっと違う気がしますが、おしゃれなAPS-C機ということで、これは売れるかも知れませんね。見た目はレトロですが、SnapBridgeやバリアングル液晶、そしてZマウントと、キャッチーな機能が搭載されています。
 
そして、本体の張り革を6色から好みの色にチェンジできる「プレミアムエクステリア張替キャンペーン」を実施するとのことです。これは数量限定で、予定数量がなくなり次第終了とのことなので、欲しい人は早めに買ったほうが良さそうです。
 
このサイトは一眼レフカメラのサイトですし、私自身も自称一眼レフカメラ伝道師なので、諸手を挙げてオススメするのはどうかと思いますが、サブ機でも、なんならインテリアにしても良いと思えるおしゃれでレトロ、おしゃレトロなカメラの登場だと感じます。(発売は7月末の予定です)
 
Z_fcプレミアムエクステリア張替キャンペーン
画像はスクリーンショットです(ニコン公式サイト
 


ニコン Z fc 16-50 VR SLレンズキット 【2021年7月発売予定 発売日にお渡し】|カメラのキタムラネットショップ


 
 

新緑を求めて富津公園を彷徨う(3)

 
新緑を求めて富津公園を彷徨って撮影した画像をご紹介する3回目です。前々回記事でも、前回記事でも、ジャングルのような道を歩き回って撮りましたが、今回は展望台からの広い景色も撮っています。
 
ですから被写体への距離が近かったり遠かったりということで、今回のルールである単焦点縛りの中、レンズは3種類ともに使っています。とは言っても50mmについては前回の余韻程度なので、実質は35mmと85mmで撮っています。
 
未明まで降り続いた雨が上がり、朝から晴れの予報でしたが、分厚い雲はなかなか退いてくれませんでした。なので、広い景色を広めのレンズと狭めのレンズで撮りましたが、結構などんより感が漂っています。
 
逆に曇天ならではの雲の立体感だったり、雲がありながらも太陽の光が感じられる場面があったりと、撮影者としては興味深い部分もありました。光が足りない状態だと、案外ディテールが鮮明だったりするところにも面白みを感じました。
 
 
撮影は愛機ニコンD810、レンズは単焦点レンズの(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)、(Carl Zeiss Milvus T* 35mm F2 ZF.2)、(AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2021を使用しています。
 
 
富津公園45
D810, 50mm, f/7.1, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
飛んでいる鳥たちがシルエットになって、曇天ならではのおどろおどろしい雰囲気になりました。
 
 
富津公園46
D810, 85mm, f/4, 1/100, ISO720, 撮影モード絞り優先オート
 
85mmにレンズを交換して、また距離感を意識して撮ってみます。
 
 
富津公園47
D810, 85mm, f/1.8, 1/100, ISO250, 撮影モード絞り優先オート
 
比較的明るい葉を中心に置いて開放で撮りました。手前が強くボケてフォーカスしている葉も思い通りに写りましたが、葉の隣の幹が強すぎて、狙いが定まっていないように見えてしまいました。フォーカスした葉も弱かったです。
 
 
富津公園48
D810, 85mm, f/1.8, 1/2500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
ふと橋の方に目を向けたら、ランナーが通過するところでしたので、開放のままでしたが撮ってみました。これはシングルオートでフォーカスしました。
 
 
富津公園49
D810, 85mm, f/1.8, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
橋を渡りきる寸前も撮りましたが、上の画よりもシャッタースピードが遅く明るめです。
 
 
富津公園50
D810, 85mm, f/1.8, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
上の画を撮った際にリフレクションが綺麗だと感じたので、橋と緑のリフレクションを背景にしてみました。普通は手前ボケで撮りますかね。
 
 
富津公園51
D810, 85mm, f/1.8, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
橋を渡り始めた時に横を見てみると、木陰の狭い隙間から、明るい緑が見えたので撮りました。
 
 
富津公園52
D810, 35mm, f/2, 1/250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
橋を渡って橋を上から撮ろうと狙いましたが、85mmでは上手く切り取れないと判断して35mmにレンズを交換しました。これも開放で撮っています。
 
 
富津公園53
D810, 35mm, f/2.8, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
奥に見える枝に、ピンク紫の花が咲いているようにも見えます。手ブレと甘ピンでハレーションというか滲みと言うか、専門的にはどう表現するか知りませんが、宜しくない撮影結果でした。
 
 
富津公園54
D810, 35mm, f/6.3, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
展望台に登りました。これは工場地帯の方向です。360°見渡せるので、いろいろな方向を撮ってみます。
 
 
富津公園55
D810, 35mm, f/6.3, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
見えづらいですが、東京湾観音の方向を向いて撮りました。こちら側の空は明るくなってきています。
 
 
富津公園56
D810, 35mm, f/6.3, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
右の陸地が神奈川県で、左の陸地が千葉県、といった方向です。さらに空が明るいです。
 
 
富津公園57
D810, 35mm, f/6.3, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
写真正面、海の向こうは横須賀で、手前緑の右奥に見えるのは明治百年記念展望塔です。
 
 
富津公園58
D810, 85mm, f/1.8, 1/8000, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
もう少し狭い部分をフォーカスしようと考えて85mmにレンズを戻しました。陸地側、鉄塔と雲の関係が結構好きです。開放なのでカメラのセッティングが結構ギリギリな感じです。
 
 
富津公園59
D810, 85mm, f/1.8, 1/8000, ISO72, 撮影モード絞り優先オート
 
85mmにしたら東京湾観音も認識できる大きさになりました。これも開放ですが、実は狙いがありました。
 
 
富津公園60
D810, 85mm, f/1.8, 1/8000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
海に向かって、これも開放で撮りました。空も海も青いです。
 
 
富津公園61
D810, 85mm, f/1.8, 1/5000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
 
横須賀方面です。少しセッティングが緩くなりました。
 
 
富津公園62
D810, 85mm, f/1.8, 1/3200, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
85mmだと、明治百年記念展望塔も実態が掴めてきた感じです。上がグレーで下が緑、真ん中がブルーの、変な色合いです。
 
 
富津公園63
D810, 85mm, f/1.8, 1/4000, ISO80, 撮影モード絞り優先オート
 
工場地帯は結構ディテールがハッキリしてきました。しかしこれも開放です。
 
 
富津公園64
D810, 85mm, f/1.8, 1/8000, ISO80, 撮影モード絞り優先オート
 
鉄塔の山側に光芒が見えました。奥行きがあって立体感もある、やはり雲と鉄塔の見え方が好きです。
 
 
富津公園65
D810, 85mm, f/1.8, 1/8000, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
海の向こうも案外しっかりと確認できます。
 
 
富津公園66
D810, 85mm, f/1.8, 1/1000, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
 
展望台から降りて、開放で看板と手すりを主役に撮りました。まあ中望遠の開放なら、風景ではなくこういった画のほうが向いていますよねぇ。それにしても「小さな大自然」ってw、言いたいことは解ります。
 
今回は以上です。
 
 
最後の方で、遠くて広い風景なのに85mmの開放で撮りまくっていました。本文中でも言っていますがこれは狙いでした。実際には狙いというよりもテストの意味合いが強かったかも知れません。
 
それは、このシリーズの最初でも触れていますが、このレンズ(AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G)の特徴を掴みきれていなかった私なので、テストしてみようと思い立ったのでした。
 
そこそこの距離で、はっきりとした被写体を存在感豊かに撮るのがこのレンズの旨味でしょうし、85mmの単焦点レンズが「ポートレートレンズ」と呼ばれる所以なのだと思います。
 
しかし広い風景を撮ることで、あえて特徴を消して(目立たなくして)、遠くにピントを合わせることで、ピントから外れていく距離、そして画像の周辺への画質が確認したかったのでした。
 
お安いレンズということもあって、スイートスポット(美味しい場面)が少ないとは思っていましたが、思った以上に詳細の描写がちゃんとしているのに驚きました。さすがに周辺は使い物にならない画質でしたが。。。
 
露出、色味、これも開放にすると変化しがちな要素だと思いますが、絞りを数種類とかで撮り比べてないとはいえ、まあそこそこ大丈夫なんじゃあないかと感じました。まあ絞った画はある程度は想像がつきますので。
 
使いようではあるとは思いますが、コストに対するパフォーマンスは高いと感じました。万能ではないけど、安くて軽いこのレンズは有りだと感じました。
 
現像するまでその辺りの詳細は分からなかったので、現地ではなんとなくで撮っていましたが、次回は85mmのみで撮っています。個人的にはこれぞ“縛り”といった感じですが、噂ではもうレンズを替えるのが面倒なだけ。という意見もありますw
 
 
ということで、次回も引き続き富津公園で撮影した画像をご紹介する最終回です。宜しければまたお越しください。
 
 


ニコン AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G|カメラのキタムラネットショップ


 
 
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