私がハマったアニメをご紹介します(8) & 愛車のボディコーティング記念と失敗企画
今週、久しぶりに近所のシネコンに行って劇場版アニメを見てきました。今回見たのは「Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song」で、本作は劇場版三部作の最終章でした。
初めての人は、いきなりこれを見てもわからないと思いますが、、、
『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」Ⅲ.spring song』PV│2020年8月15日公開
以前に、このサイトで語った際に申しましたが、もしハマると“沼”にずぶずぶという長編作品、といいますか、このシリーズはとんでもない数のスピンオフやら別ルート作品があるというアニメなんです。(別ルートというのはゲームによくあることで、選択によってストーリーや結末が変わることです)
元はTYPE-MOONから発売されたパソコン用の成人向け伝奇活劇ビジュアルノベルが原作で、万能の願望機「聖杯」を賭けて、過去の英雄や伝説上の存在を「サーヴァント」と呼ばれる使い魔として現代に召喚する、魔術師達のバトルロイヤルやそれに関わる人々を描くストーリーです。
2006年にアニメ化された「Fate/stay night」(セイバールート)が最初でしたが、その後、映画「Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」(遠坂凛ルート)、Fate/Zero(stay nightの10年前の物語)、Fate/stay night [Unlimited Blade Works](テレビアニメ、遠坂凛ルート)、劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]三部作(間桐桜ルート)が制作されました。
実はこれだけではなくて、スピンアウトとか派生作品と呼ばれる「カーニバル・ファンタズム」、「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」、「Fate/Grand Order」、「Fate/Apocrypha」、「衛宮さんちの今日のごはん」、「Fate/EXTRA」、「ロード・エルメロイII世の事件簿」などの作品もあり、開発元は聖杯、マスター、サーヴァントで、一生食えるんじゃないかと思えるキラーコンテンツの数々を世に送り出しています。
興味がある人は、とりあえず最初のセイバールートからご覧になるのをオススメします。
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この頃はまだDVDでしたね。この後Blu-rayBOXも発売されました。
上述の劇場版を見たのは平日月曜日の最初の放映で、鑑賞割引になるということからか結構賑わっていました。「SHIROBAKO」を見たときには劇場の中にたった一人だったのですが、少し客足も戻ってきているようでした。
私は元々、劇場が満員になるような作品はほとんど見ないので、コロナ対策で施された1席飛ばしの客席が、逆にゆったりとした印象でした。上映中は声を出すこともないので、マスクをして、上映終了後にはすぐに手洗い、こういったことを徹底すれば感染率は低くなりそうなものですがね。
前回記事の文末でも語っていますが、気をつけるのと対策するのは当然として、そろそろ動いたほうが良いと思います。それで感染してしまったら隔離、それまでは経済を回しましょう。
シネコンが入っている施設は商業施設なんですが、アパレル店が閉店売りつくしセールを行っていました。当然ですがスタッフの顔も沈んでいて気の毒でした。
仕方がないといえばそうなんでしょうが「仕方がない」で生活できなくなるのを止められないって、あまりに理不尽すぎて悔しくて涙も出ません。私も仕事がない状態ですから他人を思いやるにも限界がありますが、今こそこれまでの常識を覆す覚悟を持たなければ簡単に死んでしまう。私はそう思っています。
とりあえずアニメでも見ましょうか(現実逃避ではなく気分転換ですw)
さて、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が解除される予定の数日前、梅雨が迫っていたこともあってクルマをボディコーティングに出しました。が、その数日後に緊急事態宣言が延長されました。
ですからボディコーティングを施してもらったのは緊急事態宣言中でしたので、おとなしく家に帰ろうと走り出したのですが、思った以上にきれいになっていたので、途中寄り道をして駐車場でちょっとだけ撮影しました。
クルマは物なので、クルマの撮影は物撮りと言っても良いのでしょうが、通常の物撮りと大きく違うのは野外での撮影シーンが多いことですね。それによって背景や人などを入れる機会が増えたりしてくると物撮りからは離れていきます。
ですが、後ろめたい状況での撮影でしたので、引きよりも寄りで撮ることが多かったです。パーツやクルマの一部に注目して撮影するのは案外難しいと感じました。
そして後日、緊急事態宣言が解除されたあとに、ステイホーム中に考えていた企画をテストしてみようと出掛けました。企画名称は「道で撮る、道を撮る」で、車に乗っている最中に印象的な道があればそこで道を撮るという企画でした。
しかしこれはやはり停止しているとはいえ、大きな括りで言えば走行中なわけで、他の交通の妨げになってはいけないと、そうなると信号待ちくらいしか撮影チャンスは無いんですが、常に赤信号というわけではないので思ったようには撮れません。
それにそんなに興味を惹かれる道って簡単には見つけられません。ましてやクルマで走行中ですから、そんな道があったとしても気付かない可能性が高いです。そういうわけで早くも失敗企画になりました。
それでもテスト撮影の画像の一部をご紹介します。コーティング後の記念撮影画像と合わせてどなたかの撮影ヒントにでもなれば幸いです。
撮影は愛機ニコンD810、レンズは標準ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR)と、単焦点レンズ(Carl Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2)と(AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G)を使っています。撮影時WBはオートですがRAW現像の際に補正していて、RAW現像はCameraRaw、補正はPhotoshop2020を使用しています。
D810, 85mm, f/1.8, 1/6400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ここで久しぶりに85mmの登場です。いきなりの開放ですが、マニュアルでフォーカスしています。実はヘッドライトのレンズもクリーニングしました。これまで曇った感じでしたが、きれいになってヘッドライトも明るくなりました。
D810, 85mm, f/1.8, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ホイールコーティングもしましたが、安いコースなのでブレーキダストが若干こびりついています。
D810, 85mm, f/1.8, 1/2500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
これも開放です。アンテナにフォーカスしていますが、これは自分のマニュアルフォーカスの練習も兼ねています。開放f/1.8のレンズということもあって、Planarに比べると開放でも扱いやすいです。
D810, 85mm, f/1.8, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
これも開放で、あえて窓を上げた状態でRECAROシートのロゴを狙いました。これは目が悪い私が、ガラスの向こうにどの程度フォーカスできるかをやってみました。
D810, 85mm, f/1.8, 1/6400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
ヘッドライトを撮ります。木の陰の向こうの夕日が映り込んでいます。曇っているときには反射なんてしませんでしたから、まあ上出来と言っても良いのではないでしょうか。問題はいつまで効果が持続するのかということです。
D810, 50mm, f/1.4, 1/8000, ISO64, 撮影モード絞り優先オート
Planarにレンズを交換して、この型のロードスターの特徴的なフロントを調子に乗って開放で撮りました。シャッタースピードが1/8000になった上にISO感が64になりました。ヘッドライトレンズにフォーカスが来ていますが、背景はアスファルトらしくない感じになりました。
D810, 50mm, f/1.8, 1/6400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
Planarも絞りをf/1.8にすると、かなり扱いやすくなります。真横からマトモに撮ってみました。やっぱりPlanarは良い表現をしてくれます。
D810, 50mm, f/1.4, 1/2500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
引きの開放でリアタイヤあたりにフォーカスして撮りました。引きの場合は背景がドロっと流れる感じが若干マイルドになった気がします。
D810, 50mm, f/2.8, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
開放寄りではありますが、全容を撮るのにはギリ現実的なセッティングです。ヤバいです、Planarが好きすぎて何かの快感物質が脳から流れ出てくるようですw
D810, 50mm, f/6.3, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
絞りをf/6.3にして、さらに現実的に撮ってみました。上の画は背景がうるさいと感じたので、反対側を撮っていますが、光の具合は正面左から撮ったほうが良い感じでした。ちょっとだけ撮るつもりでしたが、思った以上に難しいと感じました。
D810, 50mm, f/8, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
これもこのクルマの特徴、シャープとは程遠いボディシェイプを強調してみました。マッチョだと言う人もいるようですが、可愛らしいと言う人もいるようです。f/8で撮っているのでパンフォーカス気味です。
D810, 50mm, f/1.4, 1/5000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
また開放に挑戦です。エンブレムとテールランプで迷っている感じが写っちゃってますね。この構図ならどちらかのフォーカスをはっきりと切り捨てるべきでしたね。
D810, 50mm, f/1.4, 1/2000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
この日初の縦構図で、背景とバンパーに映る枯れ葉が鮮やかに見える画を撮りました。またまた季節感がありません。5月だったんですけどね。
D810, 24-120mm(78mm), f/6.3, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
上の撮影から約1ヶ月後、緊急事態宣言が解除されたので満を持して、、、近所で撮影ですw 基本、クルマから降りていないので24-120mmのズームレンズを使いました。
D810, 24-120mm(32mm), f/6.3, 1/1250, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
屋根を開けていると、偶然こういう光景が見られることがあります。もうちょっと雲が少ないと良かったです。
D810, 24-120mm(120mm), f/6.3, 1/640, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
標識と看板、そして張り巡らされる電線を同時に撮ります。
D810, 24-120mm(92mm), f/6.3, 1/160, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
後ろから爆音がしたのでミラーで確認したら、バイクのマフラー音がドコドコいってました。ミラーに集中して撮影していますが、結構鮮明に写っています。
D810, 24-120mm(30mm), f/6.3, 1/500, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
クルマ通りがなかったので止めて撮っています。よくある田舎風景ですが上に見えるのは圏央道です。
D810, 24-120mm(120mm), f/6.3, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
いい感じのカーブが見えたのでまた止まって撮りました。しかし目線と道路がほぼ水平なのであまり上手く道のカーブを表現できませんでした。
D810, 24-120mm(70mm), f/6.3, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
これは道がよく見えています。センターラインも写っていますが、何が良いのか分からない画になってしまいました。
D810, 24-120mm(120mm), f/6.3, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
これは情報量が多い画になりました。信号機がある交差点の向こうに踏切がある風景です。下に陰が見えるのは、クルマのダッシュボードかワイパーとかですかね。
D810, 24-120mm(40mm), f/6.3, 1/200, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
助手席側に見えた田園風景ですが、車高が低いせいもあってガードレールが正面に来てしまいます。
D810, 24-120mm(120mm), f/6.3, 1/320, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
船塚山と書いてある案内板に興味が引かれました。アングルが苦しくて下が盛大に陰ってしまいました。
D810, 24-120mm(24mm), f/6.3, 1/1000, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
大きな交差点ですが、自分以外に人もクルマもいないという、またしても田舎あるあるです。
D810, 24-120mm(24mm), f/6.3, 1/800, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
同じ交差点での信号待ちで青空が見えた方向を撮りました。う〜ん、普通に空を撮っていたほうが良かった気がします。
D810, 24-120mm(78mm), f/6.3, 1/400, ISO100, 撮影モード絞り優先オート
またも同じ場所にいながらミラーに映る標識を撮りました。この撮影方法は、以前アルファロメオに乗っていたときにやっていますが久しぶりに撮りました。
今回は以上です。
愛車を単焦点で撮ったり、失敗企画をお見せしました。
ですが、こういった心も撮影もさらっと流してしまうような集中しにくい状況でも、シャッターを押す際には最低限の狙いを持って表現することが必要だと感じました。
私は通常の撮影では、自分の視野とか目線を重要視しているので、あまり大きくアングルを変えることはないのですが、クルマを格好良く撮ろうと思ったら、せめて下から煽るくらいの工夫が欲しいところです。
クルマのパーツに注目して、そのパーツ部分をアップで撮るときなどは、ひらめきでも良いと思いますが、それでも光の角度や量、背景になる部分を気遣うのは当然ですね。
広告とかカタログ撮影でもないので、1枚撮るごとにクルマを移動するなんてことはなかなかできませんが、クルマを停める場所の選定から、ある程度の仕上がりを想定して準備に入るのが良いと思います。
「道で撮る、道を撮る」の方は、コロナ禍なので人に近寄らないようにするための苦肉の策でした。これで1〜2記事くらいは書けるかも知れませんが、思った以上に変化が出し辛いと感じましたし、撮っている本人でさえもあまり面白くなかったです。
ただ、ツーリングカテゴリーを作ったことですし、ツーリングがこのサイトの大きな柱になると思いますから、これからも車内からの撮影はするでしょうね。
もう、生活も仕事もコロナ以前に戻すことなど幻想に過ぎませんから、容易ではありませんが、一刻も早くコロナ禍での仕事を確立しないといけないと考えています。そして個人的には最近、仕事を思いっきりモデルチェンジし始めたので、そうなると色々変えていけると思います。
立ち止まっても地獄、進んでも地獄、であるならば迷わず進む道を選ぶ私なのでした。
次回は、緊急事態宣言が解除されてから初のロケーション撮影でしたが、やはり県外に行く勇気がなかったので県北から南に向かって、いくつかの道の駅をはしごしました。その際に撮影した画像をご紹介します。
宜しければまたお越しください。
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