富津公園で18〜55mmレンズと単焦点50mmレンズで撮り比べ
前回の食事会の記事「「カメラを始めたオープンカー好き」という理由で誘われた食事会の話」にあるように、ひょんなことから単焦点レンズを借りてきてウハウハになっていた私は、本業が結構多忙中にも関わらず、無理やり時間を作って借りたレンズを持って試し撮りに行ってきました。
借りたレンズ(AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G)
木更津市に住んでいる私は、意識すれば近所にも良いロケーションがありますが、今回は富津公園に行くことにしました。富津公園までは自宅からクルマで片道25分くらいです。
富津公園といえば、浜崎あゆみさんなどのアーティストがミュージックビデオで使用した富津岬の先に立っている「明治百年記念展望塔」が比較的有名ですが、今回の私は海よりも緑や池、また花などが撮りたかったため岬の先までは行かずに、富津公園入口付近の駐車場に車を停めて公園の中を歩きながら撮影することにしました。
それほど撮影時間が作れなかったので、サッと行ってサッと撮るみたいなイメージで歩き始めました。
そうしたら初心者が陥りがちなミスでいきなりスタートしたのでしたw
前回の撮影が夜の飲食店の暗い店内だったこともあって、ISO3200とかにして撮ったりしていたのですが、そのままの設定で日中の晴天の中、確認もせずに「パシャリ」とやってしまいましたよw
ISO3200
恥ずかしい話ですが、3枚くらい撮るまで気づきませんでした。時間によって左右されない被写体を撮る時なら撮り直せば良いのでしょうけれど、設定を確認してから撮影しないといけないですね。まあいざとなったらフォトショでどうにでもしちゃいますけど、それは趣味としての撮影では一切言わないようにしていますから強く反省しています。
気づいてからISO100で撮り直しました。
いつまで初心者を名乗っていて良いのかは不明ですが、私自身が結構不器用な性格を持っているせいもあって、なかなか上達しませんね。beginnerが入ったドメインを取得していて正解だったと感じている今日このごろです。
そして相も変わらず露出補正にも鈍感な私の撮影は、日を追うごとに枚数が多くなっています。絞りを絞って撮ったり開いて撮ったり、露出を上げて撮ったり下げて撮ったりと、同じような写真を違った設定で数枚撮っているからですが、デジタルカメラなのでまったく気になりません。フィルム時代にカメラを初めなくて良かったのかなぁ、と撮影の度に感じています。
現在でもフィルムカメラで撮影している友人に、今日は260枚撮ったよ!とか言ってると「俺がそんだけ撮ったらフィルム代と現像代で万のお金が掛かるよ」などと言われます。「だったらデジタルに来れば良いじゃん!」とは言うのですが、デジタル写真の欠点もある程度は理解しているつもりなので冗談で済ませています。
借りているレンズはF1.4という明るいレンズなので、撮影者として使いこなせるかが問題だと言われるかも知れませんが、持ち主いわく「明るいレンズで撮るべき」ということでしたので頑張ってみます。
いちいちレンズを交換するのは嫌でしたので、行きは単焦点で撮影して折り返し地点でレンズを変更、帰りはズームで撮って帰ってきました。
これは50mmで+1露出補正した画像です。
アングルが違いますが18-55mmの48mmで露出補正しないで撮りました。
捉えようによってはとても良い雰囲気の古びた木のベンチがあちらこちらにあったので、画に入れてみたくなりました。50mmの時には右のベンチに人が座っていたのですが、18-55mmで撮った時には人のいない角度で撮っています。ただ池に浮かんだブイがちょっと美しくないと思いました。
家に帰って画像を開いてみて驚いたんですが、F1.4で撮影した写真が思いの外明るいことですね。一見低コントラストに見えるかもしれませんが、間違いなく撮影者の技術不足です。出来る事が多く表現の幅が広いので、強くイメージして、そのイメージを実現できる技術が必要かと思います。
「明治百年記念展望塔」ほど大きくはないですが、展望塔があります。(50mm,+1補正)
帰り道、忘れていて「あ、」と思って少し通り過ぎたところから撮りました。(18-55mm/48mm)
展望台に向かう途中に松が目につきました。花のように華やかな色味ではないですが、ちょっとボケ味をつけてみたかったので接写しています。結構な後ろボケで撮れていますが、ちょっと焦点距離が近づきすぎたかも知れませんし、補正しないほうが良かったですね。(50mm,F1.4,+1補正)
帰りの写真はうすボケな感じで撮りました。(18-55/48mm,F5.6)
やはり50mmの明るさを感じますね。この日家に帰るまで撮影結果は小さいディスプレイのみでしたが、小さいディスプレイでも明るさの違いは歴然としていました。帰って大きな画面で確認したらのけぞるほど驚きました。
暗いところでどう写るのか見てみたかったのもあって日陰の石段を撮ってみました。(50mm,F8,1/200,-1補正)
ズームは明るさが足りないと思っていたので露出補正しないで撮ってみました。(18-55/50mm,F5.6,1/125)
ズームと単焦点では、距離感が違うので慣れない私は難しいと感じました。単焦点レンズの場合はカメラを持ったまま後ずさりするような場面が増えます。これにはフルサイズ換算の50mmということもあるのかも知れません。APS-Cに換算すると75mmですから、標準レンズ50mmという感覚がまだ身に付いていない私でも、考えているよりも被写体との距離が必要になっています。
友人のMOTO君が35mmのDXレンズを愛用しているのも頷けると感じました。
光を沢山取り込めるという予習によって、過度に露出を触りすぎてしまった感のある今回の撮影でした。もう少しカメラの自動補正を信じた方が良かったですね。
そしてまだまだ撮影した写真があるので、撮り比べとか検証といった概念ではなく、次回は撮った写真を皆さんに見て頂くような記事にしたいと思います。まだまだオートで撮った方が撮影結果は良いと思われる私ではありますが、下手は承知で公開させて頂きます。
それでは次回も富津公園で撮影した写真をご紹介しようと思いますので、宜しければまたお越しください。
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