平塚総合公園の紅葉並木でいろいろな構図を試してみた
ちょっと前にこのサイトのサーバーにアップした画像を確認する機会があったのですが、なんと1100枚以上の画像が上がっていました。その中にはスクリーンショットや自分で撮影していない写真もありますので、すべて私が撮ったものではありませんが1年未満でこの枚数と思ったら結構驚きました。
最初はもう少し大きいサイズの写真をご紹介したいと考えていましたが、サーバーの容量を踏まえて小さめの写真にさせていただきました。その判断はもしかしたら正解だったかもしれないと思いました。どちらにしてもこのサイトは芸術性や画質をアピールするものではありませんからこれで良かったのかもしれません。
しかしもう少し上手に撮れるようになったら画像サイズを大きくしたいと考え始めました。巧くなったらw
さて、本題です。
その日は仕事で、昨年7月に「平塚総合公園でいろいろ撮った(1)」、「平塚総合公園でいろいろ撮った(2)〜鎌倉高校駅前は素通りw」で記事にした平塚総合公園の近くに行きました。
前回訪れたときには夏だったのですが今回は冬ということで、同じ場所でも違った画が撮れると考えて行ってみました。
現着するまで知らなかったんですが、平塚総合公園にはとても立派な紅葉並木があります。これを見つけたものでかなり重点的に紅葉並木ばかりを集中して撮りました。
木々の間から見える空がまるでラインのようにフレームに影響してくれるので、楽しくて結構な枚数を撮っていました。これまでも何枚かは撮ったことがありましたが、紅葉のみを考えて撮ることは初めてでしたので楽しかったです。
紅葉の紅ってなかなか綺麗に映りませんね。順光だとくすんだような色味になって鮮やかじゃないです。逆光気味だと内照式看板のように鮮やかになりますが、ロケーションが限られます。
今回は構図を中心にトライしていますが、日の当たり具合で変わる色味も面白いと思います。ただ、通行する人が結構多かったので、どうしても上を撮るアングルになりがちです。
撮影カメラは愛機ニコンD7100、レンズは単焦点レンズ(AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G)と望遠ズームレンズ(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)とで撮影、ホワイトバランスはオートです。
28-300mm(28mm), f/8, 1/250, ISO200
広角の奥行き感を出したかったので28-300mmの広角端で撮っています。これはど真ん中で道路が多めに写っている画です。
35mm, f/8, 1/250, ISO200
今度は単焦点で横構図です。明るいレンズですのでセッティングは同じですが、色味は違いますね。
35mm, f/8, 1/250, ISO200
最初の写真よりも地面の部分を少なく撮りました。木の大きいイメージがより強調された画になりました。
35mm, f/9, 1/400, ISO200
奥行き感を出したかったらやはり斜めの構図のほうが良い気がしますが、左の木は紅く染まっていなくて空のブルーラインも弱いです。
35mm, f/9, 1/400, ISO200
縦構図で左上角から右下角にむけて空のラインが直線的になるようにフレーミングしています。この場所では縦構図のほうがラインのメリハリはつけやすい気がしました。
35mm, f/9, 1/400, ISO200
今度はわざと歩道を写さずに木々の迫力を意識してみました。右のより紅く染まった列を主役にしています。
35mm, f/9, 1/160, ISO400
これまで向いていた方向と逆向きで撮りました。陽射しが逆になりましたが、それ以外に奥の風景が変わりましたので新鮮に感じます。
35mm, f/9, 1/250, ISO400
先程よりも歩道を多く写しました。道路のラインや通行する人、また自転車などを上手にフレームインさせるといろいろな変化が得られそうです。
35mm, f/9, 1/200, ISO400
さっきの写真と似たような構図の写真ですが、今度は歩道に陽が当たっている感じから明るい印象の写真になったと思います。
35mm, f/9, 1/200, ISO400
横構図でワイド感を強調してみました。左下に写っている女子学生も紅葉をスマホで撮影していました。
28-300mm(300mm), f/9, 1/200, ISO400
女子学生の顔を写してはいけないと思い遠慮していましたら、歩き去るシルエットがすごく美しいと感じたので、かなり遠くに行ってしまっていたのですが、300mmで撮影しました。
この写真がこの日のベストかと自分では感じていますが、きっとそれまで真ん中に立って撮影していたので、偶然でしょうけれどうまい具合に道の真中付近を歩いてくれました。ただちょっとピントがぁw
28-300mm(300mm), f/9, 1/200, ISO400
縦構図で女子学生のリュックに陽が当たっているバージョンですが、少しディテールが分かりづらいですね。
28-300mm(35mm), f/9, 1/60, ISO400
最初の写真から1時間ほどが経ちました。日の当たる角度も変わってきまして、シャッタースピードも稼げなくなってきました。
28-300mm(35mm), f/9, 1/60, ISO400
空の青が白っぽくなるほどオーバー気味な写真です。紅い色が鮮やかになりましたが不自然です。
28-300mm(35mm), f/9, 1/60, ISO400
反対側を向いて撮ります。角度を変えると色味も変わりますね。しかし人が写っていると動きが出てきて良いです。
28-300mm(46mm), f/9, 1/200, ISO400
空は青く撮りたいけれど紅葉は紅く撮りたい。日向と日陰もあって露出の調節が難しいと感じました。
28-300mm(28mm), f/10, 1/100, ISO400
少し離れたところから広角側で撮りました。紅葉並木の場所によって色が違うのが興味深く、手前の緑がすごく目立っています。
28-300mm(38mm), f/9, 1/2000, ISO400
紅葉の中から一歩出るととても豊富な光があります。いきなりシャッタースピードが速く出来ましたが、ISOは例によって下げ忘れました。昼間でも月が見えていて鳥と共演です。
今回は構図優先でいろいろ考えて撮りましたが、あまり紅くないところや人通りが多いところは避けているので、ちょっと似たような構図になってしまったかも知れません。
歩道を写したり写さなかったり、正面だけではなく斜めに撮ったりしましたが、この紅葉並木から離れて前回とは少し違った写真を撮ろうと歩き始めました。
次回は公園内でのチョロスナをご紹介する予定です。宜しければ次回もまたお越しください。
紅葉絶景 撮影ガイド Handy (Motor Magazine Mook カメラマンハンディシリーズ V)
中橋 富士夫 モーターマガジン社 2009-08-18
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