またもや夕陽が見えそうだったので…同アングルだけど赤を意識して撮ってみた
前回までの「袖ケ浦写真展用の撮影に付き添い撮影の巻(袖ケ浦海浜公園)」「袖ケ浦写真展用の撮影に付き添い撮影の巻(川原井-東京ドイツ村裏)」「袖ケ浦写真展用の撮影に付き添い撮影の巻(フォレストレースウェイ、高谷堰)」の翌日は、その頃続いていた夕陽が見られそうな日でした。
前回「新宿でした2つの買い物と、夕陽が見えそうだったので近くの港に急いで行ったけど…の巻」の時と同様な感じで、隣の家の壁が赤く染まりそうな雰囲気を感じた私は前回よりも少し早めに家を出ました。
それは手に入れたばかりのニコンD7100を使ってみたいという気持ちが強かったからですが、ただカメラに慣れるためにいろいろとイジってみたら、もしかしたらいつもと違う写真が撮れるんじゃないかとも考えました。慣れないカメラですので設定を変えるとは言っても結局はISO・露出補正・シャッタースピード・絞りが主になっちゃいましたけれど。
しかしこれまでも度々確認してきましたが、ISOや露出補正はもちろん、絞りとシャッタースピードでも明るさや色味が変わりますね。ただ写真は見る人の好みが大きく反映されますので、どれが正解というのはないと思っています。
前回は海に行きました。今回もはじめは前回とは違う海のスポットに向かって走り始めましたが、途中で草っぱらの向こう側に見える工場の煙突と橋に、夕陽が掛かりそうなのを確認してクルマを止めました。今回は海ではなく陸をイメージして夕陽を撮ってみようと決めました。
ただ今回のポジションからでは同じアングルの写真になってしまいます。ですからあえて短時間の間に設定を変えて撮ってみました。時間的には30分にも満たない撮影時間でしたが例によって200枚以上は撮りましたw ご紹介している写真は上から撮った順です。
繰り返しますが正解はないと思っています。「こうやるとこうなるんだぁ」くらいの軽い気持ちで撮りましたが、実はD3100で出ていた絞りノイズなるものがD7100でも同様に出るのかも検証していますので、やたらと絞り込んでいます。
撮影は新しい愛機ニコンD7100、レンズは単焦点レンズ(AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G)と、望遠レンズ(TAMRON AF28-300mm f3.5-6.3 XR Di ASPHERICAL A061N)を使用していてホワイトバランスはオートです。今回はリサイズ以外は何もしていません。
35mm, f/22, EV-1, 1/200, ISO100
クルマからの景色がこんな感じでした。いつもの通り35mmの単焦点レンズで撮り始めました。F22はこのレンズで最も絞ったセッティングです。
28-300mm(78mm), f/32, EV-2, 1/400, ISO100
橋と煙突の感じを強調したかったので、すぐさま28-300mmのズームレンズに交換しました。F32なんてカリッカリですがそれほど強いノイズは感じられませんでした。
28-300mm(92mm), f/32, EV-2, 1/400, ISO320
当然ですがISOを上げましたら明るくなりました。手前の草の緑が認識できるくらいになりました。
28-300mm(110mm), f/32, EV-2, 1/400, ISO320
手前の草も見えて奥行きを感じる写真が撮れました。夕陽の赤という部分では物足りませんが、私はこの奥行き感が結構好きです。
28-300mm(55mm), f/29, EV-2, 1/400, ISO320
同じアングルと予告しておきながら早速飽きて違ったアングルで撮り始めました。歩道の植栽を使って逆光のシルエット感を出してみました。
28-300mm(185mm), f/32, EV-2, 1/400, ISO320
夕陽は大きな空の一部分ですからズームアップすると画全体がその色になりますね。個人的には狭くてあまり好きではありませんが、強調画としてはありだと思います。
28-300mm(28mm), f/22, EV-2, 1/400, ISO320
狭い画を撮った後には必ず反動が出ますw 広角端で夕陽をあまり入れずに撮った青空です。
35mm, f/22, EV-2, 1/400, ISO400
ここでまたレンズを単焦点に変更しました。高詳細な印象です。
28-300mm(100mm), f/32, EV-2, 1/400, ISO400
広い画を撮る気が済んだところで、この日の目的を思い出してズームレンズで撮り始めます。
28-300mm(110mm), f/32, EV-2, 1/400, ISO640
ISOを上げたことで、太陽が少し元気になった気がします。他のオートの部分も働いているのかも知れませんが。
28-300mm(110mm), f/20, EV-2, 1/1600, ISO640
今度はシャッタースピードを上げて開放寄りにしました。少し色が濃くなった感じがします。
28-300mm(120mm), f/20, EV-2, 1/1600, ISO640
これは失敗写真です。カメラの設定画面を見ていて「HDR撮影ってなんぞ?」と思い、シャッターを押したらバシャ、バシャっと2回シャッターが切られまして「うわっ!」ってな感じでブレちゃったけれど、案外カッコ良く撮れちゃった、、、という写真です。自分的には失敗には違いありません。
28-300mm(120mm), f/20, EV-2, 1/1600, ISO640
良い感じで赤くなってきました。しかしセッティングでも変わるかも知れませんが、やはりこの時間帯だからこその色なんじゃないかと思います。
28-300mm(135mm), f/20, EV-2, 1/1600, ISO640
多分この日の撮影では一番赤く撮れた写真だと思います。やはりタイミングだと思います。
28-300mm(135mm), f/20, EV-2, 1/2000, ISO640
シャッタースピードを上げたら赤味が落ちて、少しダークになりました。
35mm, f/22, EV-2, 1/1250, ISO640
はい!またしても狭いのに飽きて35mmに戻しました。何度レンズを交換するねん!という話ですが、いつもは歩きながら撮っているので動かずに撮っているとすぐに飽きちゃうんですね。きっと。
35mm, f/22, EV-2, 1/1250, ISO640
右の小さい黒い影はヘリコプターです。ヘリコプターが撮りたくなってきました。
28-300mm(110mm), f/29, EV-2, 1/800, ISO640
またまた戻しましたw 太陽もかなり沈んできました。電線が邪魔ですが、これはこれで良いと思います。
28-300mm(110mm), f/9, EV-2, 1/8000, ISO640
さっきのF32もですけど、1/8000のシャッタースピードも風景撮影としては笑えるレベルですね。しかしエッジが立ってきて特に太陽がクッキリしています。
28-300mm(78mm), f/9, EV-2, 1/8000, ISO640
これも1/8000で引いてみました。引きで撮ると、いろいろな場所のディテールが出てきます。
28-300mm(110mm), f/16, EV-2, 1/1250, ISO640
普段使う感じの設定で撮ってみました。
35mm, f/16, EV-2, 1/1250, ISO640
またまたまた単焦点です。赤ばかりではなく、赤と青とのグラデーションも良いです。
28-300mm(100mm), f/16, EV-2, 1/1250, ISO640
最後にもう一度ズームレンズにして沈んだ太陽を撮りました。ここでズームレンズにしたのには理由があって、さっきのヘリコプターがまた飛んできたのと月が出ていたからでした。
28-300mm(300mm), f/7.1, EV-2, 1/250, ISO100
ほっそい月の付近を飛ぶ鳥です。手ぶれ補正機能がないレンズでも頑張ったの図です。
今回の写真は以上です。
新しいからか上位機種のための性能だからかは分かりませんが、結果としてノイズも出ずに撮影出来ました。今のところシミも出ていませんから、そういった部分でのストレスはないです。
暗めに撮ることで色味が強くなるのは理解していたつもりでしたが、太陽の輪郭をはじめとする詳細はいろいろ変わるようです。しかし一番大事なのはセッティング云々の前にその時その場所にいることなのだということですね。
今回、あまりセッティングを変えていない状態で色味が変わったことについては、やはりホワイトバランスが影響していると考えています。これまでD3100ではほとんど触ってこない部分でしたが、それは晴天、雲天、蛍光灯…などという曖昧な表現がどうしても好きになれなかったというのが大きな理由でした。
D7100になって、ケルビン数で設定できるのでこれから少しずつ慣れていこうと考えています。
次回は、オートフォーカスができるようになった300mmズームレンズを使って対岸から自衛隊のヘリコプターを撮るチャレンジをしています。
宜しければまたお越しください。
福田 健太郎 学研 2003-10
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